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仲の良さが光るチームで成し遂げた独自大会優勝(札幌第一高校OB 西正真也インタビュー)

仲の良い学年で目指した甲子園

――野球を始めたきっかけについて教えてください
 自分は札幌が出身で、北海道日本ハムファイターズの試合を見て、当時選手だった新庄剛志監督がかっこいいと思い野球を始めました。

――ここからは高校に入学してからのお話に移っていきたいと思います。甲子園を目指していたときの思いや練習への姿勢について教えてください
 自分の高校の野球部は1学年が23人という他の高校に比べるとあまり多いとは言えない部員数だったので、学年全員の仲が良かったです。遠征などでも皆で集まって仲の良い学年だったので、皆で甲子園を目指そうと3年間一生懸命やってきました。

甲子園中止という現実を受け止められなかった

――甲子園中止の第一報を知った時はどういった感情でしたか?
 高校に入るときは本当に甲子園だけを目指して高校を選んだので、ショックな気持ちが大きかったです。

――当時監督からかけられた言葉などはありましたか?
 監督と一人一人面談を行って、心のケアを監督にしてもらいました。やはり監督もショックを受けていましたし、本当にチーム全体で落胆していた感じです。

――チームメイトと交わした言葉で印象的なものはありましたか?
 甲子園の中止が発表される前も自主練習という形でみんなで集まって練習をしていて、皆不安の中で練習をしていました。実際に発表されて「本当にないのかよ」と現実を受け止められていない感じでした。

かつてのチームメイトとも戦った代替大会

――そんな中で代替大会の開催が発表されましたが、発表を聞いたときはどんな心境でしたか?
 まず大会自体あるかどうか分からない状況の中で大会を開いていただいて、開催を聞いたときは嬉しい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになりました。

――代替大会にはどういった思いで臨まれましたか?
 勝っても甲子園がないというのは分かっていましたが、3年間やってきたことを全て出すというのと、全員で楽しむというのと、絶対に勝つという3つの気持ちを持っていました。

――決勝戦では国際情報高校相手に8-3で勝利しましたが、その試合を改めて振り返ってどうでしたか?
 この試合が最後ということで、皆で3年間やってきたことを出そうということを皆で言っていました。その結果が勝つことにつながったので、嬉しかったです。

――地方予選から計7試合を勝ち抜いて南北海道の頂点に輝いたと思いますが、最も記憶に残る試合はどの試合ですか?
 準々決勝の立命館慶祥戦が一番思い出に残っています。試合自体も打ち合いで大変な試合でしたが、それだけでなく相手チームに中学校で同じ野球部だった選手がいました。彼と一緒に甲子園を目指すことはできませんでしたが、いいライバルだったので戦えて楽しかったです。

――大学でも野球を続けられているとのことですが、高校時代の経験が大学でも活きていることはありますか?
 高校時代は練習が毎日あってキツい練習をやってきたので、今でも「やり切る」ということをモットーにやっています。

プロジェクトを聞いたときに報われた気持ちに

――この「あの夏を取り戻せ」というプロジェクトについて聞いたときはどう思いましたか?
 甲子園を目指して高校時代は野球をやっていたので、自分たちが甲子園で野球ができるかもしれないと聞いて本当にワクワクしたというか、報われた気持ちになりました。

――このプロジェクトでの目標について教えてください
 また高校時代のメンバーと野球ができるのであの頃のことを思い出しながら、楽しんで皆で楽しんで野球をやっていきたいと思います。

――最後に応援してくださってる方々へメッセージをお願いします
 自分たちの高校の頃の夢がやっと叶うという状況になりかけているので、皆さん応援よろしくお願いします。
 札幌第一高校 頑張るぞ!

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