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写真を通じて考える、スポンサードの意味について

「『〇〇(選手名)を呼んだら話題になる』って思ってもらわないと。」

「テレビ番組にレスラーがゲストに出るのはチャンスなのだから、ファンの方から話題にして、『〇〇呼んだら盛り上がるね』ってしていくのも大事じゃないかな?」

今年9月、お世話になっているフォロワー様と対面で話す機会があった。

その際、フォロワー様が話していた内容に、私は思わずハッとさせられた。


そのフォロワー様の意見は、「自分の好きな選手をドンドン推したい」というエゴよりかは、(少なくとも私には)ビジネス的視点を交えたものに聞こえた。


「話題なんて、提供する側が客側から話題になるよう仕向けるもの」


「金を払っている客側に、話題を努力して作る義務もないだろう(それは提供側の仕事だろう)」


私自身、冒頭の言葉を聞くまで、どこか無意識に思っていた節がある。


2018年頃まで約1年半の間、毎月必ず見ていた某団体で「団体を盛り上げよう」というキャンペーンを張った事があり、私もタグをつけてツイートした時期があった。

しかし、その団体の公式Twitterは、殆どbotのようなツイートばかりで、大会情報の告知はファンに頼り切り…。

(人員不足もあったのかも知れませんが)

結果として、『選手のエゴサーチの延長』に終わった例を見た事も、そうした諦観に繋がっていたのかもしれない。

(下記は当時のツイート)


でも、ふと、「発信の中に隠れている、ビジネスチャンスとしての見方に注目するのも面白いのではないか」と考え始めた私がいたのでした。


『DIVA』で気付いた、スポンサードの喜び

振り返ると、先に挙げたフォロワー様の発言の前後に、スポンサードと発信に絡めて気付かされた事象があった。

愛知県にあるプロレスバー・『DIVA』だ。


2021年5月、プロレスリング・ノアが、後楽園ホール大会で『ノアボード』という新たな試みを導入した。

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端的に言えば、野球のバックネット裏やサッカーのゴール横などにあるLED広告を、プロレス会場でも導入しようという取り組みだ。

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この『ノアボード』は好評だったようで、その後、後楽園大会の有観客興行でも『ノアボード』が導入される機会があり、私も8月のNOAH旗揚げ周年興行(8.5,8.6)で、客席からその模様をカメラに収めていた。

その際、バーのオーナー様からリプライが届いた。


有り難いことに、これまでTwitterで上げた写真に対し、「選手がカッコいい」、「良いシーンですね」と反応を頂く事は何度かあった。


しかし、スポンサードした方から、お店のロゴが載っている写真を喜ばれた経験は、私自身初めての事だった。


『ノアボード』に限らず、選手のガウン・コスチュームのスポンサーもしかり。


何気なく撮っていた選手の写真が、スポンサードする方から喜ばれる。

これは私にとって非常に刺激的な出来事だった。


LECの実演販売会

2021.10.30、福岡国際センターでプロレスリング・ノアのビッグマッチが開催された。

今大会は、LEC株式会社が冠スポンサーとなり、会場内には自社商品の実演ブースも設置。
試合開始前には、同ブースで前GHC Jrタッグ王者・小峠篤司による実演会も行われたのでした。


その様子を写真に収めていて、気付かされた事がある。


ファンからすると、「選手が映っているから」と撮った写真も、自然とスポンサーの宣伝活動に繋がってくるのではないか、と。


当たり前かもしれないが、金を払って広告を打つには、それなりの費用対効果が求められる。

(おこがましい事だとは承知の上で、)その効果が見込める手段として、【ファンの撮った写真】も入ってくるのではないか、と私は感じたのだ。

その事に気づいてから、何気ない集合写真にも関心を抱くようになった。

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偉い人が真ん中に立つ試合後の記念写真にも、スポンサードの意味があるのだと。

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まとめ


これは、「スポンサーの写真を、ファンはガンガン投稿していくべきだ」という問題提起でもなければ、そうした動きを強要するものでも決してない。

ただ、写真をカメラで撮っていく中で、「そうしたビジネスチャンスに思いを馳せるのも悪くない」し、意識して考える事も面白いのではないか、と私自身感じたのでした。

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取り敢えず、私としては、スポンサードしてる人の写真は上げていきたい。

そういう心境。


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