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変態プロレス放談

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しがない変態プロレスファンが、プロレスを中心に気付いたこと・感じたことを徒然なるままに書いてみました。 ひとつよしなに…!🙇🙇🙇
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#清宮海斗

DO YOU WANNA DANCE WITH ME?~2024.4.11『拳王vs清宮海斗』~

はじめに 2010年代後半から、プロレスリング・ノアの看板カードに定着したライバル関係がある。 それは、『拳王vs清宮海斗』だ。 2019年11月の両国国技館メイン、日本武道館でもタイトルマッチが複数回組まれるなど、近年はビッグマッチでの対戦が多い両者の一戦は、これまでに11回実現した。 戦績では7勝4敗で拳王が勝ち越しているものの、直近2試合はGHCヘビー級王座戦で清宮が連勝中。 過去にGHCヘビー級王座戦5回、GHCナショナル王座戦2回と度々タイトルと団体の舵を

Still Changing~2024.1.21『Good Looking Guys vs 清宮軍』~

はじめに2024.1.2、東京・有明アリーナ メインイベントの『丸藤正道vs飯伏幸太』が終わり、どこか重苦しく淀んだ空気が場内に立ち込める中、リング上に現れたのはジェイク・リーと清宮海斗だった。 怒気を孕んだジェイクの声が場内に響き渡った瞬間、会場は大歓声に包まれる。 その歓声は「よくぞ指摘してくれた」という、観衆からのジェイクに対する敬意を感じ取れるものだった。 続く清宮もジェイクからバトンを受ける形でマイクを握ると、有明アリーナにはメイン前までのような歓声が戻っ

Spirit Inspiration~2022.10.30『清宮海斗vs藤田和之』~

はじめに清宮海斗という名の船は、未だ発展途上である。 鈴木軍が侵攻中だった2015年末、荒波の中で出港した一隻の船は、2017年の海外遠征、2018年のタッグリーグ制覇→タッグ王座戴冠→シングルリーグ優勝を経て、2018年12月に史上最年少でGHCヘビー級王座戴冠を果たした。 トップレスラーの座に向けて進路を取る清宮だったが、2020年1月の王座陥落以降、約2年以上にわたり荒波に揉まれ、苦難の時を過ごしてきた。 厳しい結果や苦難が襲う幾度もの嵐を乗り越えて、清宮に光が差

"若人の懊悩"と『未来ノート』~今の清宮海斗について、私が感じている事~

はじめに2021.5.30 この日は夕方からプロレスリング・ノアの大田区総合体育館大会を観戦予定だった。 しかし、新型コロナウイルスの影響もあり、大会は翌日の後楽園ホールでスライド開催されることに…。 急遽、日曜夕方の予定が空いてしまった私だが、偶然にも同日に、自宅近所の中野サンプラザでMay'nのワンマンライブが行われることを知った。 勢いでチケットを買った私は、2018年の日比谷野外音楽堂以来となるライブ参戦。 この日がコロナ禍以降初の有観客ライブだったというMa