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私の経歴⑫結婚相談所業界を調査

もう少し自己紹介も兼ね、現在の仕事につながる私の経歴シリーズとしてこれまでに経験した会社や仕事について掘り下げてみたいと思います。


いつまで自己紹介しとんねん、と怒られそうですがもう少しだけお付き合いください。

約3ヵ月かけて結婚相談所業界をもう一度見渡して調べてみました。
そうすると以前私がやっていたころと比べて以下の違いが見えてきました。

・業界の勢力図に変化
・コロナによるビジネス形態が変化
・仲人のレベルに変化
・婚活者の状況に変化なし


業界の勢力図の変化
当時(約15年前)は、結婚情報サービス4強(オーネット・ツヴァイ・サンマリエ・ノッツェ)+結婚相談所の連盟3社(JBA・NIU・仲人連盟)
という勢力図だったように思いますが、
そこにIBJ(日本結婚相談所連盟)という新勢力が台頭していました。

もちろん知ってはいたのですが、婚活パーティ・マッチングアプリ・結婚相談所のすべてを運営し、そして連盟としてはツヴァイ・サンマリエをも傘下に収めるほどの一大出会い商社のような企業にまで成長していました。恐らく会員数やサービス内容に関してもナンバー1だと思います。


コロナによるビジネス形態の変化
これは様々な業界にも当てはまるのですが、オンラインが台頭することでこれまでできなかったことができるようになります。
結婚相談所においてもオンラインお見合い、オンライン相談、オンラインパーティなどが生まれ、まだ一部ではありますが定着してきました。
これにより、零細相談所も全国に向けた活動ができるようになったのです。
(勿論インターネット・SNSのチカラも大きいです)


仲人のレベルに変化
これに関しては決して批判しているわけでもなく、冷静な目で見たものをそのまま記載いたしますが、仲人のレベルは恐ろしく下がっていました。
(あくまでも全体的な話であり、個人レベルでの話ではありません)
別にお前に評価されたくないわ、とお怒りの仲人もいるかもしれませんが大きく分けると以下の2パターンに当てはまります。

・ここ数年で始めたド素人仲人
・昔からやっていて時代に遅れているくせに偉そうな仲人

これは大手の連盟の功罪でもありますが、いつか書いたように結婚相談所というのは資格もなければ参入条件もない、そして定年もない、いわばやろうと思えば誰にでもできる仕事です。

特に今はインターネットの普及により以前にもまして簡単に副業としても始めることができるようになりました。恐らくですが、今8000社以上の相談所が日本にはあると思います。そのすべてがきっちり運営できているわけではありません。例えば主婦の方が自宅で会員1名だけ抱えてやっている、これも一つの形です。

気軽に仲人を始める人が増えれば会員も増えますので全体的にはいいこともありますが、結局はきちんとサポートができない、友達や知り合いの結婚相談の延長みたいに考えてやっている、そんな仲人が多い状況というのが見えてきました。

さらに厄介だなと思ったのが、素人が他の相談所との差別化をするために(差別化しないと使うシステムは大体同じなので、料金勝負になってしまう)おかしなコンセプトやセールストークを使いだしていました。
(決して特定の相談所や仲人の事ではありません、あくまでもわかり易い例として紹介しているだけですので怒らないでください)

・私も婚活経験者なので気持ちに寄り添います
・離婚経験から今は〇歳下の医師と結婚しました。その経験を伝えます
・多くの知り合いをマッチングさせてきたので開業しました
・心理学を用いた婚活であなたをサポート
・MBAのノウハウを婚活に落とし込んだ最強メソッド etc

挙げればきりがありませんが、一見よさそうに思えるのかもしれませんが、とても失礼な言い方ですがこれらすべて
「それで?」
で終わるような内容です。差別化のための差別化であって、婚活者を成婚させるための差別化とは少し違うのです。

婚活者のサポートとは、寄り添う事でも引っ張ることでもなく、後ろから支えてあげることだと私は考えてます。(振り返ると必ずいる安心感、でも進むのは自分、成婚のゴールを切るのはあなた)

そして、「昔取った杵柄仲人」も厄介だなと感じました。これはもちろん素晴らしい方もいますが、年齢的なものなのか非常に頑固で、権威的で、偉そう、その割に最近の出逢いに関する情報に疎く、昔のやり方と、強引な言い切りだけで気弱な会員を洗脳する(よく言えば引っ張るタイプ)、そんな人が多いように感じます。(これは昔もいたのかもしれません、最近の若い者は・・・という人がいつの時代にもいる、みたいなのと同じで)自分も20代のこれからを担う仲人から見ると、同じように見られるのかもしれませんので、自戒の意味も込めてあえて書かせていただいています。

これには理由があり(個人的推測ですが)仲人業をやっている人のことを昔は先生と呼んでいました。昔は地域の権力者や教育者などが仲人をやることが多かったのでその名残だと思われますが、〇〇先生と呼ばれ続けると何となく自分が偉くなったようになるのかもしれません。いまだに先生と呼び合う仲人さんもいます。

そして最後
・婚活者の状況に変化なし
現在、婚活パーティー、街コン、マッチングアプリ、ネット婚活、出逢いカフェ・・・婚活ツールと呼ばれるものが世の中にあふれ、また、仲人のレベルはさておき結婚相談所も非常に増えてきました。そして多様化する世の中の急激な変革、スマホやITなどのテクノロジーの発展、環境が充実し、便利で選択肢が増えた分、恋愛や結婚は、これまで以上に、スムーズで身近であるはずなのに、結婚迷い人は増えているように感じました。

以上のようなことを鑑みたときに、
今の時代、せっかくいい武器がいっぱいできているのに、ちゃんとした仲人が適切に武器を使ったらこの仕事がもっと素晴らしい仕事として世の中に認知されるのにな。
ということと、

このままだと婚活者はもっとこれから迷うようになるな、これは何とかしてあげたいな、と思いました。

仲人の存在意義がなくてもいいのなら、今はマッチングアプリでいいと思います。マッチングアプリでいいのなら、これだけの婚活迷い人は出ていないはずです。マッチングアプリは、敵のように見る仲人が多いのですが、マッチングアプリが普及すればするほど、仲人業は光ることができる。私はそう思います。

そして自分の中の心が決まりました。

「俺がやる」

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