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抜け毛防止と「せっけんシャンプー」

健康に気づかいをされる方の中には、
口に入れる食品ばかりではなく
シャンプーにも気を配る方がとても多いですね。


溢れかえる情報の中から「コレなら!」と確信できるものを
選んでおられます。✨✨✨


今日は美容師が抜け毛防止の視点から
見る「せっけんシャンプー」についてお話をさせて頂こうと思います。(^^)


1.おウチで「せっけんシャンプー」を使うときの注意点


実は、せっかく選びに選んで「せっけんシャンプー」にたどり着いたユーザーさんが、


知らず知らずのうちに失っているモノがあるんです。💦
何だと思われますか


その方々は界面活性剤の刺激を避けるために一生懸命に選んで「せっけんシャンプー」を使われているのですが、


髪を洗うときにきしんで指が
通らなかったり、


濯ぎが足りないと石鹼かすが残留して
手触りがごわついていたりすることがあります。😢


また「せっけんシャンプー」は弱アルカリ性ですので、使用後にクエン酸などで中和しなかった場合、


髪が濡れた状態での引っ掛かりが
原因となることで、

単に仕上がりの手触りだけではなく、
髪の毛自体の健康を損なうことになります。


もしも中和しないままの状態で外出でもしようものなら、

あなたの髪の一本一本の状態は、
わかりやすく言うなら
こんな感じに例えることが
できるのではないでしょうか?


「反り返ってしまっている屋根のすきまから、強い紫外線や乾燥した風が吹き込んでくる家の中」

名称未設定のデザイン (17)




あれ?わかりやすくなかったかな...?
(屋根の葺き方を知らないのであくまでイメージです!(>_<))


中和できていない髪の表面は、
キューティクルがめくり上がり、
とてもとても無防備です。💦

髪の深部で何が起きているか?が
ちょっと想像しやすいかなと思いまして
そんな例えにしてみました。


とくに短髪の男性は、髪が短い故にきしみも気になりにくく、中和の作業を省略してしまう傾向が強いのですが、


頭皮を本来の弱酸性に戻す作業をすることは、「頭皮コンディションの維持」、
ひいては「抜け毛予防」にもつながるので


将来にわたって大切な髪を守るためにも
是非行っていただきたいと思います。🍀


でも何だか男性のユーザーさんの「面倒臭いんだもん」っていう声が、
聞こえてきそうです。(>_<)


ここまでのお話しは「せっけんシャンプー」のユーザーさんならちょっと心当たりがあったりして、


実感としてご理解いただける内容かもしれませんね。(^^)


2.美容師目線で見た「せっけんシャンプー」


せっけんシャンプーは天然由来の油脂であることで、「安全」のイメージが先行しているかもしれません。


確かに余計な添加物が加えられていることは少ないので、安全であることは事実でしょう。


ただし洗浄力が弱いわけではありません💦
ここは勘違いがないようにご理解ください。
頭皮の状態によっては、乾燥に要注意の場合もあります!

ちょっと話がそれました。🙇


私がここでお伝えしようとしているのは、そういうせっけんシャンプーの
「使用上の注意」や「特徴」の話ではありません。


実は前述の「せっけんシャンプー」の
ヘアケア製品としての弱点でもある
ごわつき】を防ぐために、


近頃になってメーカーがしている工夫があるのですが、実はここに問題がありまして...💧


「ごわつき予防のために、オイルや保湿剤を配合するということ。」
そこに一つの問題があるのです。


え?何が問題なの?
。。。ですよね?


実はこれ、美容師目線で言わせていただくと、「オイルが配合されたシャンプ―」などを繰り返し使用していて、


それ(オイルなど)が残留している髪は
パーマやカラー時に、技術者が狙った仕上がりに導きにくいという結果になるんです。😢


具体的に申し上げると、
カラーのその場での発色や、
その後の色持ちが悪くなったり、


パーマをかけた際に「ウェーブの持ち」が悪くなったり...ということになります。

何だか違うんだけど。。。

お客様がお支払いくださった
施術料金に対して、充分な技術提供をできないことに成りかねないのです。
カナシイ...(>_<)


美容師としては、毎回「これで良し!」と思える仕事をして、自らもお客様にもご納得を頂いたうえでお見送りをしたいのですが、

何だかモヤっとするものが残るんですね。 
モヤッ..."(-""-)"


もちろん技術の研鑽は最も大事で、
全体の仕上がり具合をシャンプーの残留物だけのせいにするわけではないのですが、


ある種、美容師の努力の外側にある問題であるのも事実なので、やはりとても悩ましいのです。


現場の多くの美容師はおそらく同じ思いをしていると思います。


そしてこのお話は美容師の「悩みあるある」話で済むことではなくて、


お客様が「せっけんシャンプー」のユーザーさんだった場合、
コスパに合った技術提供を受けられていない可能性があるということでもあるのです。


思ったより早くダレてしまうウェーブや
「う~ん、色味...ちょっと違うかな」みたいなこと、もしかしたら経験されているかもしれません。
...ナミダ💧


3.抜け毛防止のために知っておきたい「さらに大切なこと」


実は、見落としがちなヘアケア製品の「残留物」について、皆様にさらに知っておいていただきたいことがあります。


低濃度で頭皮に残り続けるその残留物は、
頭皮の健康を損ない、頭皮の老化を促進させる原因になるということです。


それは巡り巡って「大切な髪を失うこと」をも意味します。

髪は大切な排毒器官でもあるので、
ただ素敵なヘアスタイルのためにだけ生えていれば良いものではありません。


いくつになっても、お髪は排毒の器官としてもちゃんと豊かに残っていてほしいのです。


今日は「せっけんシャンプー」を一例にして【残留物の不都合】についてお話ししていますが、


頭皮や髪への低濃度残留は「せっけんシャンプー」に限ったことではなく、

残念ではありますが、
たいがいのせっけんシャンプ―以外、
トリートメントも含めた市販品も同じであることが多いです。


では、湯シャンが理想なのか?

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ここまで読まれた方は、そう思われたかもしれませんね。

意見は分かれるようですが、
私は湯シャンには賛成ではありません。

中には「ベタついてツラい時期を乗り越えさえすれば大丈夫!」と
エールを送る意見もあるようですが、

そもそも余計なものが添加されているシャンプーを使わずに済めば、ムキになって
シャンプー剤を排除しなくても良いのです。


あふれるネット情報の中から、一般のお客様が、ご自身でより安全なシャンプーを探しに行くのはとてもむずかしいことです。


「シャンプー解析ドットコム」で自力でシャンプー選びをし続けた挙句、
何年たっても頭皮荒れが改善しないという方がたくさんいらっしゃるのが現実です。


信頼のおける担当美容師さんに、あなたに本当におススメのシャンプーを選んでもらってください。


生分解性に優れ、頭皮への低濃度残留を心配しなくても良いシャンプーは、
その素材を厳選して作り上げると、商品化した時点ではたぶん100mlあたり1500~2000円くらいにはなると思います。


もちろん価格だけですべてを判断は出来ませんが、価格も一応の目安にはなります。


豊かな髪を生涯守り続けるためには、
正しい知識を教えてくれる髪の専門家にぜひ、あなたのお悩みを共有してください。

きっと真剣に受け止めて、解決に向けて協力してくれるはずです!💛

まとめ


今日は、
1. おウチで「せっけんシャンプー」を使うときの注意点

2. 美容師目線で見た「せっけんシャンプー」について

3.ヘアケア製品を選ぶ際に知っておきたい「抜け毛防止のために知っておきたいさらに大切なこと」について書きました。

感染拡大防止に長期間にわたって協力をしてきたことで多くの方がストレスに耐えきれず、

抜け毛に悩む方々の数がとても多いと実感しています。

過去43年に及ぶ長い美容師人生で、これほど多くの方々が抜け毛におびえ、悩む姿を見たことがありませんでした。

お客様のそのお悩みに近くで寄り添い、
「髪を失うことは、自信を失うことにもなること」を改めて実感しました。

私が出会っていない、
同じお悩みを持って今も抜け毛におびえる方に、この記事が届いてくれる事を願っています。


今日も最後までお読みいただいて
ありがとうございました。

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