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企業経営アドバイザー試験

自己啓発と知識の維持を目的に「企業経営アドバイザー」試験を受験しました。

企業経営アドバイザー資格は、地域企業の持続的な稼ぐ力と自己変革力の向上を支援できる人材を養成するために、(一社)日本金融人材育成協会により創設された、内閣府後援の資格です。「知識科目」と「実践科目」の2つの試験に合格し、「対話力向上講習」を受講することで認定されます。今回は「実践科目」を受験しました。試験はCBT(Computer Based Testing)で行われました。

実施科目は四肢択一式問題が20問、記述式として事例問題が1題出題されます。試験時間は90分で100点満点中60点以上で合格です。出題内容は事業性評価に関することで、概ねテキスト通りの出題でした。テキストはTAC(株)の『企業経営アドバイザー対策講座基本テキスト事業性評価』を使用しました。

四肢選択式の20問は、その他試験と同様に、正しいものもしくは誤っているものを1つ選ぶ方式でした。あまり捻った問題は少なく、テキストの基本事項がそのまま出題された印象でした。

事例問題は、ローカルベンチマークで使用される、前期、当期の財務指標分析と、SWOT分析に関する問題が出題されました。与えられた2期分の貸借対照表と損益計算書、従業員数の推移に基づいて、「EBTDA有利子負債倍率」、「自己資本比率」、「損益分岐点比率」、「労働生産性」を回答する問題でした。損益分岐点比率については変化した要因を答える記述問題が1問出題されました。また、SWOT分析については、事例企業に関する与件文の中から、「強み」を2点、「弱み」を2点、「機会」を2点、「課題」を2点、「課題への対応策」を2点回答する問題でした。

受験した感想ですが、まず何よりも電卓が使いづらかったです。自身の電卓は持ち込むことができず、電卓というボタンを押すと右上に表示されるものを使用します。テンキー入力ができず、マウスで数字を1つずつ選ぶしかなかったので、簡単な計算は暗算して計算回数を少なくしなければ時間をロスしてしまいます。画面が2分割され、左側に事例企業の与件文と財務諸表等の資料、右側に問題の回答欄がある形式で、結構スクロールが多く、紙と比べてやりづらかったです。

また、時間が思った以上に足りなかったです。90分もあるので余裕かと思っていましたが、やはり最後は時間が足りず、適当な文章を入力してしまった印象です。時間切れになって試験が終了してしまったので、全部の問題をやったのかどうかわからないまま終わってしまいました。余談ですが、回答入力はタイピング入力で、コピ&ペーストは使えなかったので、文字入力のスピードは速いに越したことはないと思いました。

合格発表は約1ヶ月後だそうです。合格していますように。因みに、企業経営アドバイザーの知識科目は「企業経営・企業支援」「企業財務」「企業法務」「生産管理」の4科目がありますが、公認会計士、税理士、中小企業診断士の資格を有している場合には免除される規定があります。私は中小企業診断士の資格があるので、もし実践科目が合格だった場合には対話力向上研修を受講して認定を受けたいと考えています。

CBT試験は、自分で試験日程を自由に設定できるので、計画が立てやすいです。数ヶ月に1度、時間を作って継続的に受験していきたいと思います。1つの試験が終わって、次を考えるこの時間が幸せな時間だったりします。

なんとなく中弛みしてしまっていた日々の生活に喝を入れるべく始めた試験勉強でしたが、なかなか勉強時間を確保できなかったことが今回の反省です。試験も定期的に受験しなければ、ずっと弛んだ状態で日々を過ごすことになってしまいます。過去、せっかくつけた勉強の習慣がどんどん失われてしまう前に、今後も引き続き一つマイルストーンとして資格試験の受験をしていきたいと思いました。人生は一生勉強ですからね。

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