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中学生の夢に感激!

「未来地図」というところで、中学生の話を聴いた。

「未来地図」というのは、子どもたちの好きなことを将来の職業につなげていくお手伝いをしていこうという場所だ。
「13歳のハローワーク」(分野ごとに職業が紹介され、好きなことから職業が探せる本)の発想がもとになっている。

この日は二組の親子が未来地図を訪れてくれた。
肉屋さんのお母さんと息子さん+大工さんのお父さんと娘さん2人。

しばらく雑談をした後、まず肉屋さんの息子さんの夢を聞いた。

「家の肉屋を今の規模のままでいいから、後を継ぎたい。」
との言葉にお母さんはびっくり!
「初めて聞きました!」と。

続けて今の目標を聞くと、
「ウサギの解体を今より速くできるようになりたい。」と。
いきなりのリアルすぎる目標にまたまた一同びっくり!!(゚o゚;;

今は1時間以上かかっているので、1時間以内でできるようになりたいとのこと。なんでも居間(家族の集まる場所)でやっているため、おばあさんが帰ってくるとテレビをつけるので集中が途切れてしまうそうだ。おばあさんにも協力してもらって、ウサギの解体のタイムをもう少し縮めたいという。

次に大工さんの娘さんの夢。
一人の娘さんはアパレル関係のお仕事をしたいとのこと。
「次回までの目標は、今流行りの服を調べることと、自分の骨格に合った服を選んでくること。」と語ってくれた。
こんなにはっきりとやりたいことがあって、目標をもてることに感心!

最後にもう一人の娘さん。
「介護の仕事がしたい。」
これまた意外な言葉にびっくり!

理由を聞くと、地域にお年寄りが多いからお世話がしたいとのこと。

「介護の仕事って大変そうなイメージがあるけど、どうしてやりたいと思ったの?」という質問に、
「おばさんがやっていて楽しそうだから。」と即答。
しかも、もう現場に何度か足を運んでいるらしい。

「最後に介護の仕事で大切だと思うことは?」という質問に、
「会話力」と、これも即答!
しかも、お年寄りの方との会話だけでなく、いっしょに働く人たちとの会話も大事にしたいと語ってくれた。


今の若い人たちの傾向として、「社会に貢献したい」という気持ちをもっている人が多くなってきていると、最近いろんなところで耳にするようになった。

一昔前は「自分が成長したい」「認められたい」「成功したい」という傾向が強かったようだけれど、今は社会がいろいろな問題を抱えていることを子どもたちも感じながら、自分も何かの役に立ちたいという気持ちが芽生えているのかな?と思った。

時代は競争から共生へ向かっているのだな〜と感じる一コマ。
中学生たちの言葉に希望の光を感じて清々しい気持ちになれた。

子どもたちの話を聴くのは本当に楽しい!!!



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