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外部パートナーにインタビューしてみた。RELATIONSと関わってみて感じること、あれこれ。

こんにちは、RELATIONSの広報です。
今日は、外部パートナーの方へのインタビュー内容をお届けします。かれこれ3~4年ほど弊社に関わっていただいており、ものすご〜〜くお世話になっている、いまやRELATIONSになくてはならない存在のおふたりです。社内メンバーのコーチング、組織開発の顧客案件相談、社内ミーティングや合宿の企画・ファシリテーターまで幅広く活躍いただいています。

RELATIONSの正社員はたった30名ほどですが、このように「会社に生命力を」というパーパスに共感してくださっている多くのパートナーさんに、業務委託などの形態で協働いただいています。

「RELATIONSってどんな会社?」
「なんか面白そう。関われるなら関わってみたいかも!」
「多様な働き方の参考にしたいな。」
そんな方に読んでいただければ幸いです♪


1. 外部パートナーおふたりのプロフィール

ーーまずはおふたりのプロフィールを教えて下さい。

石井 宏明さん(通称:ひろちゃん):

社会人の経歴で言うと、最初の5年ほどはSEとして働き、その後はコンサルティングファームで3年ほどコンサルタントをしていました。いわゆる企業の効率・生産性・数字を上げるためのサポートをする業務です。だけど、その支援先の現場の方々が、成果が出てるのにも関わらず元気になっていなかったり、疲弊したままだったりすることに対して疑問を持って、30歳過ぎて人材系にシフトしました。そこからはキャリアデザインのコーチングを始めて。ちゃんと働く人が元気になって、それが会社の数字にもつながっていくという世界を見たくて。
でもやっぱり、「個人だけがどう頑張っても限界があるんだよな」と気が付いて。組織の文化や仕組み、関係性という部分にも深く関わりたいと思い独立しました。普段はパーソナルコーチ、システムコーチ、企業研修、コーチ育成、自律型組織の構築支援などを行っています。
現在RELATIONSでは、社内コーチ、コンサルティング案件相談、全社合宿、評価報酬制度の刷新等のロール(役割)にアサインしています。

黒田 俊介さん(通称:しゅんさん):

最初は外資系コンサルティング会社に入社したんだけど、プロジェクトでお客さんに関わる中で気がついたんです。「お客さんに本当の価値やインパクトを与えられたと思えるのは、お客さんの雰囲気というか気持ちに変化が表れた瞬間だな」って。そのハイレベルな価値提供をちゃんと仕事としてやろうと思ったら、しっかり人と向き合わないといけないなと思い、コーチングスクールに行ったんです。そこでシステムコーチングを紹介されて興味を持って。問題の根本は対人ではなく自分自身の心にあるのでは?と感じるようになってからは、コーチングをどんどん深めたくなって。現在はコーチング業がメインで、週1日~2日程度はコンサルタントをしています。
僕もひろちゃんと同じく、RELATIONSでは全社合宿や社内コーチ、コンサルティング案件相談などのロールにアサインしています。

RELATIONSの組織図。
濃い緑色が1つ1つの担っているロールを示しています。

2. RELATIONSとの出会い

ーーRELATIONSと出会ったときのことを教えて下さい。

ひろちゃん:
2018年ごろ自己組織化系のワークショップを主催したときに、長谷川さん(RELATIONS代表)が参加者として来てくれたのが始まりですね。共通の知人がいたこともあり、「一緒にご飯行きましょうか!」という流れになり。
ちょうどRELATIONS社内が大きな変革期に入った大変な状況のときで、「うちのシステムコーチになってもらえないでしょうか?」と相談を受けて。実際に2019年3月ごろからコーチングで関わりはじめたので、もう4年の付き合いですね!最初はいまのような「ともに働く」という感覚はなく、システムコーチという肩書の、外部の人間として関わっていた感じがあります。いまではRELATIONS社内のロールにアサインして動いているので、完全な外部の人間というより、社内と社外のちょうど中間、言うなれば「第3者ではなく第2.5者」くらいの立ち位置にいると思います。(笑) 半分、自分の組織だと思って関わっていますね。

しゅんさん:
僕は当時いた社員の方との出会いがきっかけで、2018年からLess is Plusチームのコーチング担当として関わり始めました。当時、チームメンバーで精神的に苦しい状態の方がいて、解決策の一つとしてコーチングを導入されました。メンバーのみんなと試行錯誤して、エンパワーメント・リスニングなども取り入れながら徐々に課題を紐解いていきました。
ただ、それが落ち着いた後は、1年ほど関わりは無くなっていて。2021年、新たなRELATIONSとしてパーパス探求の旅がはじまったタイミングで、ひろちゃんと一緒にコーチやファシリテーターとして再び加わりました。ひろちゃんの言う通り、僕らは「第2.5者」のような立ち位置で、社内の状況や関係性にも精通しているけど、外部パートナーとしての客観的な視点も持ち合わせている、という面白い関わり方をしています。

3. 印象に残っているエピソード

ーーRELATIONSと一緒に働いてきた中で、印象深い体験を教えて下さい。

ひろちゃん:
やっぱり僕は「SeleckやWistantをEBO(エンプロイー・バイアウト)する」と決めるまでの過程が印象に残っているというか、とにかく大変でした。(笑)
僕が関わり始めたときのRELATIONSは本当に苦しそうだったんです。
RELATIONSというシステムが自ら進化しようとして、でもうまく進化しきれなくて、どういう形を目指していくの?と必死に模索しているところで。長谷川さんと当時いらっしゃった他の創業メンバーの方との対話は、痛みを伴う部分もかなり多くて、サポートする側もメンタルはかなりやられましたね。(笑)
でも、トップにいたメンバー全員が「自分の弱いところはこういうところだ。」「あいつのこういうところは許せない。」みたいな怒りや弱み、不安、悩みをちゃんと吐露しながら、それでも諦めないで組織に向き合い続けている姿勢がそこにはあった。そういうシーンに出会えたので、こういう人たちと一緒に仕事をしたいと思えましたね。

システムコーチングでは、当事者同士の”Right Relationship”を目的としています。誰彼構わず仲良くなるのが正ではなく、本当の意味で最適な関係になっていくことを目指すんです。関係性を紐解いていった結果、「分かれる」という判断になることも、もちろんあって自然なことなんです。

良い悪いではなく、「ちゃんと必要な形になっていく」。その後押しをコーチとしてサポートできたのかな、という思いはありますし、生き物としてRELATIONSがひとつの山を超えていったその瞬間に一緒にいられたことは貴重な経験だと思っています。綺麗ごとではないものごとを抱えながらも、綺麗な理想を目指して進んでいく。それが大切だと思うし、それが生命力じゃないかなって思うんです。
そういった、色々な面を抱えながらも理想を目指している姿が、僕がRELATIONSのことを好きでいる大きな理由なのかもしれません。

4. これまでのRELATIONSの変化

ーー長い年月伴走いただいているおふたりから、いまのRELATIONSはどう見えていますか?

しゅんさん:
「これはこうするべきだ」という”べき論”に固執したり、建前だけで話すことが無くなってきて、本音や感じていることを素直に出すことができるような、”安心の場”に組織自体がなりつつあるな、とすごく感じます。
とくに直近の1年間は、社内対話の場を意図的に増やした効果で、”ビジネスはビジネス”という変な割り切りが減って、すんなりと素の自分の感情につながることが出来る人の割合が増えている気がします。感情エネルギーが循環する組織になっているというか。
ここまででも充分成長しているんだけど、すごいと思うのはさらにその一歩先に進んでいることなんです。各自が本音をただ吐露するところで終わらず、お互いの違いを受け入れ、ちゃんとぶつけ合って、その結果新たなプロジェクトを立てたり、さらに深めるための対話の場を設定したり、という次の新しいアクションにつなげられるようになってきた、という変化があります。僕がRELATIONSに出会ったときは、各自が思いを場に出すことすら、怖さがあったような気がするんだよね。

ひろちゃん:
確かにそれが1番大きな変化だな、と僕も思います。愚痴を愚痴で終わらせずに、意見としてちゃんと感情を言葉にして、丁寧に伝えられるようなチームになってきているよね。
昔は感情の扱いがうまくできなくて、それが原因で社内のいろんなところでハレーションが起きていることがあったから。せっかく強い思いや願いを各自が持っているのに、それがうまく交換できていなかった印象があります。
ここ1年、対話を積み重ねた結果、「本音本音って関係性のことばっかり言ってるけど、売上数字ももっと見なきゃダメじゃないの?」という本音が出ていることも面白い。本人たちはそういった変化をあまり認識していないように見えるのですが、傍からみると「すげー!」と感心していることもしばしばあるんですよ。(笑)  

5. RELATIONSと協働して感じる、ご自身の変化

ーーRELATIONSとともに働くなかで、ご自身にも変化はあるのでしょうか?

しゅんさん:
現在進行系なんだけど、時間の使い方と、報酬に対する考え方については明らかな変化があります。それらの変化がすべてRELATIONSのおかげかというと違うと思うんだけど、影響は大きいなと思っています。
この前行った1泊2日の全社合宿が良い例ですね。ひろちゃんと僕は合宿の企画から当日のファシリテーターまで担当させていただいたんですが。2日目の後半、体力的には疲れがピークに来ていたんだけど、すべてのプログラムを終えたとき、精神的にはすっごく元気になっていた。(笑) そこに参加していた方たちのエネルギーが気持ちよく循環して、僕自身のエネルギーも溢れて、その場に融合して。何とも定義ができないんだけど、あの感覚を味わうことができる経験そのものが報酬だなと思うんです。プライスレスなんですよね。
「限りある人生の、時間という大切なリソースを、そういうワクワクするような経験に使っていきたいんだよな。」という、仕事選定の基準がより明確になってきました。
これまでも頭では分かっていたし、そうやってきたとは思うんですが、実際にRELATIONSと仕事をする中で”実感”に変わりましたね。ほかの仕事もその基準で考え、優先順位をつけて意思決定をするようになりました。
逆に言うと、金銭的な報酬だけで仕事をできなくなってきていると感じています。生活は大丈夫か?(笑) って感じがありますが、同時に、お金の価値が相対的に下がってきているので自然な流れのように感じています。

ひろちゃん:
正直なところ、RELATIONSに関わると決めた当初は、「僕のスキルや経験を、RELATIONSに”与える”一方なんだろうな」と思っていたんです。次の世代を成長させるための貢献になればいいか、という奉仕精神に似た何かというか。一方で、「自分の成長にはつながらないかもしれない仕事を引き受けて大丈夫なのか?”与える”と”受け取る”がアンバランスになって継続できないんじゃない?」という不安も感じていました。
でもね、結果として、不思議と全然そんな感覚にはなっていないんだよね。
メンバーたちが本気で、”人と人”として、目の前のお客さんにどう向き合っていくの?ということを探求しているし、この仕事を通じて自分は人としてどう成長したいのか?を深く考えているんです。いちRELATIONSメンバーとして一緒にそれらを模索するなかで、僕自身、得るものがとても大きいんです。
あとは、お互いを尊重できる仲間がいるということは良い刺激になっていますね。RELATIONSには新卒からベテランまで幅広い年齢層のメンバーがいるけど、年上だから、とか、職歴が長いから、というような理由で変な気遣いをされないんです。「人としてリスペクトする」というシンプルでピュアな関係です。僕にとってはそれがとても心地良いし、仲間っていいなと思えているんですよね。52歳、まだまだ若い人たちとやっていけるんだな!という自信にもなっています。(笑)

6. 今後のRELATIONSに願うこと

ーーこれからのRELATIONSに願うことがあれば教えて下さい。

ひろちゃん:
いまある2つの事業が、ものすごく価値のある魅力的なものなので、そのシナジーをさらに強化していってくれればいいなと思います。一見、両極端に見える、コストの最適化コンサルティングと、組織開発コンサルティングの両方を事業として持っている会社ってなかなか無いから。
組織開発コーチングって一般的には「氷山の下側を扱っていこう(表面化していない課題や関係性を扱っていこう)」というアプローチが多いんですが、RELATIONSは氷山の上にあるコストという数字もガチで同時に追っているんです。超リアルな世界をシビアに見ながらも、関係性というソフトな部分も大切に扱っている。
「関係性を良くしていくことが課題の本質だと分かってはいるけど、現実問題、そこまでお金を工面することはできないので・・・」という会社に、「無いならお金は僕らがつくるんで、そのお金で組織面のチャレンジもしてみましょうよ!」とお客さんに寄り添った提案ができる。これって、事業としてすごい強みだと思うんです。

しゅんさん:
たしかに、両利きの経営を追求していって、社会のロールモデルになっていくイメージなんだよね。
いまはそこに近づくために、「会社に生命力を」というパーパスを、みんなで本気になって握りにいこうと決意した、そんな局面なんだと思います。その道のりは、RELATIONSの誰も知らないし、僕らも分からないけど、より良い価値提供がお客さんにできるように、トライアンドエラーしながら進んでいく。そのプロセス自体が、意味のある素敵なことだよね。RELATIONSへの願いとしては、諦めずにいまのまま、そのチャレンジをしつづけてほしいということですかね。

ひろちゃん:
あと、RELATIONS自身が次から次へと”人体実験”をしているところが素晴らしいから、それは続けてほしい。(笑) たとえば、社内の誰かが外部セミナーを受けて、その手法を社内に持ち込みたい!と思っても、「まずは自分のチームだけで小さく試してみよう」とトライして、でもうまく広まらずに、気がついたら忘れ去られていて。というのがよくある話だと思うんですよ。それを、「最初から会社全体でチャレンジしてみようぜ!」と即実践してしまう会社はなかなか見ない。(笑)
絵に描いた餅をお客さんに提案しているのではなくて、つねにRELATIONSというリアルな世界に持ち込んで、自らが実験台になって挑戦している。だから組織として鍛錬し続けられるし、口だけではなく済んでいる。そんな感じがするかな。

7. これからRELATIONSに関わろうと考えている方へのメッセージ

ーーRELATIONSとの協働を検討されている方へ、メッセージをお願いいたします!

ひろちゃん:
一つは、「個人の願い」をしっかり持った上でRELATIONSという組織に融合されることをお勧めします。外部パートナーとして、自分の持ち合わせているノウハウやスキルはもちろん価値提供するんですが、RELATIONSの目指す世界観に、ご自分の思いや願いも重ね合わせて、ともに叶えていってほしいという思いがあります。それがRELATIONSであれば出来るので。

しゅんさん:
それは確かにありますね。僕の場合で言うと、「論理と感情の統合をして、両方使えるようになりたい」という元々持っていた個人の探求テーマが、バシッとRELATIONSにはまっている感じがあって。だから続けられている。反対に、自分のパーパスにモチベートされた状態でないと、周りのメンバーの士気が非常に高いので辛くなってしまうかな、とも思います。

ひろちゃん:
あと、RELATIONSのメンバーはパーパスを絵空事にせず、本気で実現させしようと挑戦しているので、「綺麗ごとを本気でやろうとする人」が向いているなと思います。ビジネスの感覚や妥協という選択肢も知っているけれど、それでも綺麗ごとを諦めない人、という感じでしょうか。
「どうせこの会社は変わらないよね」とか「うちの会社が挑戦しても無駄なんじゃないかな」と志半ばで挫けそうになっていたり、諦めている会社に対して、「そんなことって実現できるんだ!」という、希望の光を見せられる組織だと思っているんです。ファーストペンギンのように。

しゅんさん:
これからの組織は氷山の下の部分にも本気で取り組んでいかないと、日本が、世界が、はたまた人類全体がダメになって行くんじゃないか、くらいの危機感を僕は持っていて。大げさに聞こえるかもしれないけど、そういう意味でRELATIONSは希望の組織だな、と感じるんです。同じような課題意識を持っていらっしゃる方は、ぜひRELATIONSに関わっていただくと良いと思います。

ーーおふたりとも、最後まで丁寧にご回答いただき、本当にありがとうございました!

最後に

外部パートナーのおふたりのインタビュー、いかがでしたでしょうか?

「会社に生命力を宿したい」
「熱意あふれる日本の社員を5%から50%にしたい」
その願いを本気で実現していくために、RELATIONSはともに働いてくださる方を募集しています。
ご興味をもっていただけた方はぜひ一度、Facebookでご連絡いただければ幸いです^^ ご希望の方には社内の見学ツアーにもご案内させていただきます。
お気軽にご連絡ください。いろいろお話しましょう!

(執筆/編集:斉藤 里菜)

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