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フルマラソンの魅力と毎週10km走り続ける理由

2023年2月12日、約3年ぶりに開催されるKIX泉州国際マラソンへ初参加してきました。

毎週10キロランニングを続け約4年、中学時代に陸上をやっておきながらフルマラソンは出たことがなく、死ぬまでに一度42.195kmというものを完走してみたい。そういう想いからでした。

もちろん42キロなんか走ったことも無く、自分への挑戦です。

大人になれば賢くなるので、頭で考えて

「これは自分にはできない。」
「年を取れば体力は落ちていく。」
「もう少し若い時ならできた。」

そう、やっても無いのにいい訳ばかりの大人になりたくないからです。

そしてフルマラソンを完走して一言で言うと確実に

「人生観が変わった」

この想いを忘れない為にもつらつら書いてみようと思います。

まず一番心に残っているのは「人の温かみ」です。

スタート会場は多くのランナーで溢れ、緊張感が漂う中スタートしました。

マラソンスタート地点

そこから公道に出た瞬間、今でも忘れられない程の多くの人々の声援

普段何ともない街中が、楽器の演奏やチアガール、ディーラーの作業着を着た方々も路肩に応援に来てくれていました。

また過去ランナーだったであろう方々、でも今は車いすや障害を持ってしまってる方々、老人ホームのおじいちゃんおばあちゃん。

この時に陸上部時代におじいちゃんに掛けられた言葉を思い出しました。

「頑張ってる人の姿を見ると元気が貰える」

その時にハッと

「走りたくても走れない人が居るんだ。なんら平凡だと思っていた自分が失礼な程幸せなんだ」

と言うのと同時に

「こんな何もできない糞みたいな自分にも人に勇気を与えることができるんだ」

そう思った瞬間、後先考えず死ぬ気で完走してやろうとアドレナリンまみれになりました。
(スタート早々から約5キロ地点までサングラスの中で感極まりながらポロポロと泣きながら走っていました。笑)

もちろん体力面や関節の痛み、頭で考えても動いてくれない足に悔しく、30キロ地点を超えてからも、またも泣きながら走っていました。


モンスターブリッジ



この時も路上でエアーサロンパスを貸してくれる人や果物を配ってくれる人、お水を入れてくれる子どもたち。これだけの人の温かみが無ければ確実にリタイアしてます。

そして、なんとか死ぬ思いで4時間28分、42.195km完走しました。

フルマラソンを走り切るまで忘れていた心があります。

ビジネスやマーケティング、友達関係や家族

忙しい中での焦り、利害関係、心の余裕も無くなり大切な事を忘れている気がします。

売上をどう上げるか、他社にどう勝つか、顧客をどう奪うか、どの友達が自分を幸せにしてくれるか、家族のトラブルもあるでしょう。

そんなタイミングでしっかり目に焼き付けて来ました。

本気で心の底からランナーを応援する観客
それに応えるべく本気で辛くても走りぬくランナー
場を守る警察官やスタッフたち

純粋で、混じり気がひとつもない人の温かさ

改めて、思い出しました

おばあちゃんに手をつなぎながら言われた

「誰よりも優しい人になるんやで」

素晴らしいイベントでした

もう二度と走らないと思ってましたが、
まだまだマラソンはやめれなさそうです。。笑


KIX泉州国際マラソン


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