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#19 社会人が一番勉強してない問題

皆さん、歴活してますか?
歴史探偵Qです。

 今回は、昔と今の日本史の教科書が
だいぶ変わっているよ!と言うことを
お伝えしたくご報告させていただきます。

なぜ、そのような考えに至ったかと言うと
最近「リスキング」って言葉聞きませんか?

「リスキング」とは…
<働き方の変化によって今後新たに発生する
業務で役に立つスキルや知識の習得を目的に
勉強をしてもう取り組みのことです>

意識高い系の人ならあたりまえでしょ?と
思っているかもしれませんが…

2022年の8月に総務省統計局が発表した
令和3年度社会生活基本調査の結果によると
有業者の「学習・自己啓発・訓練」は
週平均で7分だったそうです。
えっ7分!!と解説していた
あるサッカー選手が言いそうですが…

まっこれはあくまでも平均値なので、
勉強している人の週平均が123分で
勉強時間が0分の人が96%と大多数を
占めているので極端に少なくなっています。

ここで私は思いました、私は独身ですが…

お子さんがいるパパやママの皆様に質問です。

「皆さんは勉強してますか?」

自分は勉強してないのに、子供には
勉強しなさいと言っていませんか?

色々の調査はありますが、
小学生の勉強時間の中央値はなんと

1時間

も授業以外で勉強しているそうです。
社会人の皆さんも、朝の出勤前や昼休憩を
活用したり就寝前に勉強してますか?

いきなり勉強を習慣化するのは大変だと
思うので今回は、日本史の教科書で
昔と今の違いを学び、自分の知識を
アップデートさせ勉強する癖をつけましょう。
よろしくお願いします。

■教科書の今と昔
①、鎌倉幕府の成立年
 30代以上の方は鎌倉幕府の
成立年の覚え方で

いい国(1192年)作ろう鎌倉幕府

と記憶した方が多いと思いますが…

今は、

いい箱(1185年)作ろう鎌倉幕府

となっています。

2つの違いに関しては

●1192年
 源頼朝が征夷大将軍になった年を
幕府の成立年としています。

●1185年
 平家を滅ぼし、全国に守護・地頭を
設置したのを幕府の成立年にし、
現在の教科書で採用しているそうです。

②、江戸時代の文化が3つから4つへ
 昔の教科書に記載されている、
江戸時代に生まれた「文化」は

1、寛永文化 → 17世紀の文化で、文化の
中心は「京都」であり、中世の伝統を
引継ぐ町衆勢力と朝廷文化が新体制の
江戸幕府に対抗する形で古典文化の隆盛を
生み出し、その後江戸でも文化が形成され
広がっていきました。

2、元禄文化 → 17世紀中期の文化で文化の中心は「大坂・京都」の上方の都市であり
産業の発展 経済活動の活発化を受け
文芸、学問、芸術の著しい発展した文化です。

3、化政文化 → 江戸時代の文化・文政の
最盛期で江戸を中心に発展した町人文化です。
浮世絵や歌舞伎、川柳、国学や蘭学が
大成した時代です。

の3つとされていましたが、最近の教科書では

1、寛永文化
2、元禄文化
3、宝暦・元明文化(new!)
4、化政文化

以上の4つに分類されています。
新たに分類された

宝暦・元明文化

は化政文化の前半を独立させたもので、
時代的には「田沼意次政治」が行われており、文化的には「平賀源内」や「杉田玄白」や
「喜多川歌麿」など文化の黎明期にあたります。 

③江戸時代の身分制度
 皆さんも一度は聞いたことがある…
士・農・工・商」ですが、
武士が一番偉くお金を扱う商人は下賤の職業
であるとして最下層にし、農民は2番目にし
生かさず殺さずを行うために名誉だけを
身分制度で与えていたと言う話を習ったかと思いますが…

 実は…現在の教科書には記載がないのです!

士・農・工・商」と言う身分制度は
なかったということなのです。

もちろん、武士や農民、商人などの職業は
ありましたが、身分制度ではなかったのです。
支配階級の「武士」と被支配階級のその他の人々に別れていたのです。

どうでしたでしょうか?
この他にも昔の教科書が変わっていることは
たくさんあります。
それは歴史だけでなく、他の教科もです。
皆さんも、仕事で忙しいとは思いますが、
5分でもいいので色々なことを勉強して
いきましょう。
ご覧頂きありがとうございました。

歴史探偵報告完了。


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