見出し画像

忘却の悲しみ

廃墟とか遺跡とか、浪漫の前にまず悲しくなってしまう。

大事にしていたものを手放す。
ということがとてつもなく恐ろしい。

特に、建築物には色々なモノ・コトが詰まっている。

例えば、デルフォイのアポロン神殿。

皆がアポロンの神託を聴きに訪れていたであろう神聖な地が、
信仰を忘れ去られ、
何も知らぬ者たちに破壊され、
朽ちていく。

アポロンを信仰した者たちが最後にアポロン神殿を訪れ、去っていった時、
予言の神、アポロンはそれが最後であると判っただろう。

だが、どうすることも出来なかった。


このところ、そういう悲しさが、ずっと心の中にある。

アイス食べたいです!!!