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詩「切り傷」

右腕の痣がほんのり温度を上げて、僕は生を感じる。いつのものか知らない紫の一部は確かに僕で、だから僕の中に吸い込まれていく、排水口みたいに、全部吸い取って殺してよ。
一発でも拳は痛いのって悲劇のヒロイン、朝ドラだけの存在でいて。僕は別に痛くないし、夜中の自動販売機より寂しくない生活。コーンポタージュなんてなかった、そんな星の物語。
傷つくだけの学校行きたくない、朝から満潮の眼に映る優しさは葬式の日の親類一同と同じ、気持ち悪い、吐き気する、南無阿弥陀仏に救われるみんな思いやりの朝。
夜中のコンビニエンスストアでカッター一本買う君が僕に何を求めているのか、それさえも知りたくない僕はただただピアノを弾いていたい。

平均律の崩壊。僕は何をしていたんだ。



拙いが、最果タヒ傾倒型自由詩。
頭の中に思いつく言葉をそのまま記すのは、書いてる側としては、気分が良い。満足。
不快にさせたら御免なさい。

アイス食べたいです!!!