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オンライン自習室のススメ

こんにちは。Rejouiのサービスデザインを担当しているまほです。

コロナ禍によって社会では今まででは考えられないようなことが次々と起こりました。2020年3月2日、政府からの臨時休校要請は子ども、保護者、先生にとってまさに青天の霹靂。我が家にも小学生の息子がおり、私は突然の対応に追われる日々でした。

臨時休校、当初はこんな感じ

弊社は早々にテレワークへ移行し、恵まれた環境ではあったのですが、こんな状況は想定外でした。確かに、感染症が流行しやすい学校よりも家にいてくれた方が安心ではあるのですが…。

子どもの平常時と変わらぬ規則正しい生活の維持、とりわけ家庭学習をどのように行い、継続していくかは大きな課題でした。

学校から与えられた宿題や課題はあれど、時間割に合わせて学習するとすぐに終わってしまいます。幸い、時間がなくてため込んだ通信教材があったので(!)、こちらも併用することにしました。

けれども、いざ時間割通りにやろうとしても、親が相手だと子どもにも甘えが出てうまくいきません。まず姿勢がたれぱんだ(なつかしい)。早く終えたいがために字は乱雑だし、指摘すればへそを曲げるし、集中力は続かないし…付きっ切りでやらないとちっとも進まない!

ある程度は自分のことができる学齢なはずの我が子がこんな感じでしたので、小さなお子さんを抱えたご家庭はさぞ大変だったかと思います。

そんなある日、ママ友からあることを提案されました。

「オンライン自習室を使ってみない?」

オンライン自習室使ってみた

オンライン自習室とはZoomやSkypeなどのビデオ通話アプリを利用し、仮想空間上に自習室を再現するというものです。ネット環境があれば場所を選ばず、お互いの存在を感じながら学習するので、適度な緊張感が集中力を高めるという効果があります。

最初の参加メンバーは親同士が知り合いの小学生6名(学年バラバラ、男子多め)。子ども同士は一回会ったことがあるかないかくらいの関係です。保護者の一人がホストとなり、毎日同じ時間に1時間ほど学習しました。

オンライン自習室では学習環境の最適化や安全のために手元のみを映して行うことが多いのですが、今回は臨時休校の学校代わりということで、学習する姿を映していました。最初はやはり、子どもたちはモニターに映った自分や相手の姿が気になるようでしたが(※1)、慣れてくるともくもくと学習し始めました。

※1 ギャラリービューで全員を表示して、自分は非表示にするのがオススメです。

オンライン自習室のここがスゴイ

まず、子どもたちの集中力に驚かされました。初日は緊張していたというのもありますが、ほぼ1時間もくもくと学習に取り組んでいました。この自習室は1ヶ月ほど続き、慣れた頃に若干ダレることもありましたが、誰かのやる気が減退しても他の子はもくもくと学習しているため、休憩してすぐに戻って来れました。

私が一番に感動したのは、子どもの「わからない」「無理」「教えて」などの声が減ったことです。

親子で学習していると、この「わからない」は不貞腐れた態度と共に頻繁にありました。その度にこちらの仕事も中断することになり、ちっとも捗らない。

もちろん本当につまずいているのならヒントを与えたり、解き方を教えたりしますが、あきらかに集中力の欠如、飽き、早く終わらせてゲームがしたい!という気持ちが原因です。

そんな”わからない攻撃”もビデオON、音声ONという環境で激減。甘えているのをお友だちに見られるのが恥ずかしかったようです。おかげで少し考えればわかるような問題については、自力で取り組むようになりました。自律学習という面でもとても効果がありました。

この他にもたくさんの良い点、良いばかりでなく気をつけなければいけない点を知ることができ、家庭学習に対しても様々な学びを得ることができました。こちらについてはまた別の機会にまとめたいと思います。

ちょっとした仕掛けでいつものリビングが学習空間になるオンライン自習室。子どもの家庭学習のやる気育成にはとても有効です。
Rejouiでも、2020年6月より放課後の時間を使ったオンライン自習室のサービスを提供しています。
まほろば
https://www.mahoro-ba.com/

初めてで緊張するというお子さんは、まずはお友達同士で試してみてはいかがでしょうか。
まほろばん(管理人)と全国のお友達がお待ちしております!

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