見出し画像

【メンバー紹介】HR Design Unit 小谷 / 一人一人寄り添った丁寧な人事業務

こんにちは!令和トラベルPR Unitです。

令和トラベルの内部についてもっと知ってもらうための、メンバー紹介企画。

今回はHR Design Unitの小谷に、令和トラベル入社までの経歴や人事業務に携わるうえで心がけていること、産休育休制度の活用法について聞きました。ぜひ最後までお付き合いください! 

小谷 沙代子:2009年、株式会社ベネッセコーポレーションに新卒入社。幼児教材のマーケティング営業を担当。2015年に株式会社リクルートホールディングスヘ転職し、人事へキャリアチェンジ。Indeedのエンジニア新卒採用、及びリクルートの新卒採用の選考設計・運用(バックオフィス)からイベント企画・学生面談(フロント業務)なども経験。2019年、キャリアの広がりを求めて株式会社エクサウィザーズに入社し、労務の経験を積み始める。労務運用設計および実行・管理システム導入など、IPOを見据えた労務の土台づくりを牽引。2021年8月より令和トラベルに入社。

人の成長に関わるために、教育系の企業に就職した新卒時代

私は学生時代に留学経験があったこともあり、大学入学当初は国際関係の勉強をしようと思っていました。その後進路を考えるなかで、私は「人が成長するときや変化する瞬間に関わりたい」と思うようになり、教員に興味を持つようになったんです。

英語が話せるようになったことで自分の世界が広がったこともあり、英語の先生を目指していたのですが、改めて自分のやりたいことを考えたときに、自分の学校の生徒だけでなく、もっと多くの子どもたちの成長に関わりたいと考えるようになりました。

その結果、教員として学校に勤めるよりもどこかの企業に属した方が良いと思い、株式会社ベネッセコーポレーションに入社します。教育の中でもなるべく小さな子どもに関わりたかったので、入社後は幼児教育の部門に配属してもらいました。

どれだけ素晴らしい教育機関があったとしても、人間は好奇心や原動力になるものがないと、学べないと思うんですよね。

私が英語に興味を持って留学をしたのも、小学校のときにたまたま知り合ったアメリカ人家族との出会いがきっかけでした。その家族と仲良くなってお世話になったにも関わらず、お別れの時に英語で感謝を伝えられなかったことが悔しかったんです。

それで「絶対に英語を話せるようになる」と心に決め、いつか留学しようと思い始めたのも小学生のころでした。そんな経験もあって、子どもの好奇心を伸ばしたり成長に繋がるものを届けられる幼児教育部門を志望しました。

ただ、ベネッセ入社後に配属されたのは営業部門。子どものいる家庭に送るダイレクトメールを作るのが、主な業務内容でした。だんだんと自分の中のマーケティング営業としての限界を感じてしまったのと、「もっとカスタマーの近くにいたい」という思いが生じて、次のキャリアパスを考えるようになったんです。

社内で様々な方と一緒に仕事をしたり、新人育成担当をしたりしたことで働く人への興味も持ち始めたのと、もともと人事への興味もあったので、人事職で転職活動を始めました。

採用や労務の経験を経て、創業期の令和トラベルへジョイン

2社目で株式会社リクルートホールディングスに入社して、新卒採用を担当していました。たむさん(CHRO:田村)と出会ったのも、このときです。新卒採用にあたって実際に学生と面談をしたり話を聞いたりすることに、とてもやりがいを感じていました。

ただ、学生と対峙する中で、その学生の将来にとって何が最もプラスになるかを一緒に考えることと、採用担当者として採用数に責任をもつことの間に、ジレンマが生じることも出てきてしまったんですよね。

さらに「採用以外のところでも人事のキャリアが広げられるのではないか」と思っていたタイミングで、株式会社エクサウィザーズで働く元同僚から「未経験なのは承知のうえで、勉強しながら労務をやってみないか」と声をかけてもらったんです。労務には興味がありましたし、ベンチャー企業への挑戦もしてみたかったので、株式会社エクサウィザーズに入社することにしました。

エクサウィザーズでは、「社内のメンバーがどうしたらもっと働きやすくなるか」を考えたりIPOに向けた準備をしたりしていました。労務の業務は自分に向いていると思いましたし、学びが多く楽しくやっていたんですけど、欲を言えばもう少し早く入りたかったなと感じたんですよね。

ある程度企業が成長したタイミングでの入社だったので、「初期の土台作りから入っていれば、もっとできることがあったかも」と思う場面もあって。

そのタイミングで、たむさんから令和トラベルのお誘いをいただき、創業期から携われるということで、ジョインを決めました。

ベネッセとリクルートへの入社は自分からグッと動いたんですけど、エクサウィザーズと令和トラベルは今後のキャリアを考えているときに、タイミングよく自分の考えとマッチしているお誘いをいただけたので、本当にありがたかったですね。

海外留学で得た経験が自分の価値観に影響している実感はずっと持っていたので、一人でも多くの人が海外に行くことの後押しになるようなプロダクトを作る令和トラベルには、とても興味を抱きました。

加えて、令和トラベルは私が入社したアーリーフェーズの時期からD&Iについての発信をしていたり、組織づくりを大事にしていることが伝わってきたので、働く環境に対する考え方にもとても共感する部分があったのを覚えています。

メンバー一人一人に寄り添った人事業務を

令和トラベル入社後は、採用や人事制度「NEWT MATEPASS」のパッケージの作成、労務全般など、幅広く人事業務を担当しています。

人事業務を行ううえで大切にしていることは3つあります。まずひとつ目は、個別性を高くしながら同じ対応をすること。言葉にすると矛盾していますが(笑)。

社内で「あの人は対応してもらったのに、私は対応してもらえなかった」というような不平等性は、絶対に出してはいけないと思います。ただ、事情や感じ方は人それぞれなので、一人ひとりにきちんと寄り添った対応をすることは心がけています。

2つ目は、真摯に対応すること。たとえメンバーからいただいた要望に応えられなかったとしても、「一緒にたくさん考えた」という体験を残すことは大事だと思っています。少しでも「蔑ろにされた」と思われてしまったら、次から相談しづらくなってしまうので、真摯に対応は徹底して心がけていますね。

3つ目は、説明を丁寧にすること。特に労務関連の手続きって複雑なことが多いんですが、知らないと損することもたくさんあるんですよね。

「人事の手続きって何してるの?」と不要なブラックボックスを作らないようにする意味もありますし、メンバーが何かしらのタイミングで「前にこれ聞いたな」と思い出してくれるタイミングがあればいいなと。

自分自身、労務を担当して初めて知った世の中の仕組みも多いので。説明が不要だと言う人に無理に伝えることはしませんが、必要としている人にはきちんと届けたいなと思っています。

HR Design Unit内でキーワードになっているのは、「belonging(所属感)」。「いかにメンバーが安心して働ける組織を作っていくか」を大事にしているチームなので、何か相談事が出てきたときには「それって“この会社でよかった”と思うことに繋がるかな?」というのはひとつのラインとして考えていますね。

前職と令和トラベルの違いは、「プロダクトの近さ」だと思います。コーポレート部門にいると、どうしても自社のプロダクトやサービスから離れがちなんですよね。

私は直接的にNEWTの制作に携わっているわけではないですが、リリース前のテストに参加する機会がありましたし、Slack上で日々の動きも共有されているので、今でもプロダクトの動きを間近で感じられているという実感はあります。

人事制度をもっと活用できる環境をつくっていく

私は2022年の4月から約1年の間、産休と育休でお休みをいただいていました。私が最初の産休・育休取得メンバーだったのですが、すでに制度も整っていましたし、産前休業は6週間しっかりと休ませていただいきました。

私が受け持っていた業務はみなさんが分担して引き継いでくださったので安心して産休・育休に入ることができましたし、メンバーたちには感謝しかないですね。

休業開始直後は引き継ぎの関係で確認事項のやりとりはありましたが、それ以降はメンバーに全部お任せしていた状態で。私はお休み中もずっとSlackを開通したままにしてもらっていたので、自分の好きなタイミングで情報を得ていました。復帰が近くなってからは、締め会にオンラインで参加したりもしていましたね。

ただ、お休み中だからこそプライベートに集中したいという方もいると思うので、今後産休・育休を取得する方には、情報の受け取り方などの選択肢を用意できるようにしたいなと思います。

今は夕方以降の時間帯を育児の時間にして、必要に応じて夜の時間帯に再び作業をするようなスケジュールで働いています。メンバーのみなさんはお願いせずとも「夕方は抜けるよね」と当たり前のように配慮してくれたり、不在の時間に緊急事項があっても他の誰かがサッと対応してくれたりしているので、とても働きやすいです。

出産や育児を経験したことで、会社の手続きが終わった後に生じる行政や保育園・学校などとのやりとりが想像しやすくなり、より「近い」ところで協働できるようになりました。

また、育児でどうしても時間的な制約ができてしまう分、「時間をどう有効に使うべきか」「どの優先順位で業務を進めるべきか」を今まで以上に考えている気がします。それと同時に、パパママ社員に限らず、一緒に働くメンバーの時間をこれまで以上に意識するようになりました。

令和トラベルの人事制度「NEWT MATEPASS」では、New Family休暇(現行法で定められている出産・育児に関する休業・休暇に加えて、パートナーが出産する方向けの準備休暇)やFocus(人生や生活において、仕事以外にFocusしたいことがあるときに、一定期間、働く時間を短縮することができる制度)などがあります。

実際に自分がお休みをいただく当事者になったことで、こういった制度を作れてよかったと改めて思いましたし、もっとメンバーが活用しやすいようにしていきたいなと思いました。

以前ゆうきさん(PR:大木)がFocusを活用してお子さんと一緒にニューヨークで過ごしていましたが、私もいずれ活用して子どもと海外に行きたいなと考えています。

子どもには、普段の日本での生活では触れられないことを海外で体験させてあげたいなと思っていて。以前行って感動したアメリカのケネディ宇宙センターに行ったり、国立公園の広大な自然にふれたりして、「世界にはこんなものも存在するんだよ」と見せたいですね。

これまでも育児をしながら働くメンバーと仕事をしてきましたが、人によっては「面倒かけてごめんね」と声をかけてくれるんです。そのたびに「気にしなくていいのに」と思っていましたが、いざ当事者になると、少なからず申し訳なさが出てくるんですよね。そういった申し訳なさなどを極力感じずに、安心して使えるような制度と空気作りをしていくのが今後の課題だと思っています。

仕事の先にいる人を想像してワクワクできる人と働きたい

自分の仕事の先にいる人を想像してワクワクできる人と、一緒に働きたいなと思っています

プロダクト開発だったら、NEWTを使いながらワクワクしているカスタマーを想像できるとか、TC(トラベルコンシェルジュ)だったら、旅行中のカスタマーを想像して「この国でこれ見てるんだろうな、いいな〜!」と考えられるとか。

もちろんコーポレート業務も同じで、一緒に働く社内のメンバーがもっと活性化する姿を想像してワクワクできる人がいいですね。働くなかで大変なことや壁に直面することもあると思いますが、そんな状況でも一つのチャレンジや変化として楽しめる人だと、令和トラベルにフィットするかなと思います。

(取材・文=伊藤美咲)

***

記事をお読みいただき、令和トラベルにご興味を持っていただけた方は、ぜひ、採用ページもご覧ください。フルタイムのみならず、インターンや業務委託など一緒に働く仲間を募集しております!まずは気軽にお話を聞いていただける、ミートアップも開催しています。

私たちが運営する海外旅行予約サービス、NEWTはこちらから。