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「消費税廃止すると、財政破綻するの?」 2021.5.31消費税減税研究会シンポジウム

れいわmemoではこれまでに、消費税減税研究会シンポジウムから「消費税って、そもそも何なのか?」「消費税廃止したら、社会保障はどうなるの?」という部分を取り上げてきました。

今回3つ目、最後は「消費税廃止すると、財政破綻するの?」という部分をご紹介します。
消費税が廃止されると、安定財源が確保できなくなる。財源が足りなくなってしまうと財政破綻するのでは?という思い込みが、日本国内に流布されています。本当にそうでしょうか? 
消費税減税研究会の共同会長、れいわ新選組代表・山本太郎さん、馬淵澄夫衆議院議員のお話にその答えが見出せます。文字起こしでご覧ください。

(1:13:30から)
司会者:
例えば「消費税がなくなっちゃうと、財政破綻するんですか?」と、そういうことを言う人いるわけですよ。消費税(廃止)ってのは極めて財政破綻を招くからまずいとか、そういうことを言う人もいて。これ山本さん、財政破綻するんですか?消費税ゼロにしたら。

山本太郎:
いや逆に言うと、ゼロにする、廃止するぐらいの勢いがないと、逆に破綻してしまうと思います。何が破綻するかっていったら、現在有している供給能力、要は供給能力が今、どんどん毀損されてるんですね。供給はあるけれども需要がないっていう状態が25年続いてると。だからこの需要のほうを増やしていかないと、今ある供給さえも守れない。ここに加えてコロナですから。逆に言えば、一人一人の使えるお金を増やしていくということをやっていかないと、供給はどんどんボロボロになっていくし。そればかりでなく、やっぱり一番気をつけなきゃいけないのは、おそらくいつ来るかわからないって言われてる大地震もありますよね。南海トラフであったりとか首都圏直下であったりとか。これにより本当に大打撃を受けるってことですね。例えばですけど、南海トラフの影響で、おそらく20年ぐらいのGDPの損失が1400兆円超えるぐらいの勢いものが来ると。こんな風になっちゃったら、もう通貨発行しようにも殆どできない状態が訪れる可能性があるってことですね、ある意味で。インフレが行き過ぎてしまうってことを考えるならば。だから、今の状況の中でいかに供給を守りながら需要を増やして、どんどん増やして、他にも供給能力を拡大していくということを考えていかなきゃならないだろうなと思います。逆に言えば、消費税はやめなきゃいけない。

司会者:
なるほどね。
これ、馬淵さんどうですか?財政破綻論。反論を。

馬淵澄夫:
まず消費税、もちろん廃止まで行けばですよ、消費の喚起という形になりますから。今は冷え切ったデフレ状況の脱却の大きな分岐点になるわけです。その状況になって行けば、当然、成長率GDP上がっていきます。もちろん、インフレの制約はありますけれども、過度なハイパーインフレなんてのは現時点でどこの国も来てませんから考えにくいとなると、成長軌道に戻るわけですから。むしろ財政破綻どころかですね、財政の健全化も当然ながら可能性あるわけですね。

過去においては、日本今、これだけの債務だというふうに財務省剣弁してますけども、小泉政権の時に一旦は財政が均衡する状況まで行ったんですね。あれも景気を回復した状況があったからなわけでして。まず必要なことは、経済を回していくこと。そして景気を回復軌道に乗せていく、緩やかなインフレ軌道に持ってくこと。完全雇用を目指すことっていうことで、財政破綻どころか財政の健全化に向いていく。私はそう思ってます。そのことをよくよくわかっているにもかかわらず、なぜ財務省は消費税をこれほどまで大事にしてるかというと、ここはですね私、財務省よく知ってますから、彼らと話していると、「負けない税」って言うんですよね。

司会者:
「負けない税」? 

馬淵澄夫:
「負けない税」つまり、(先ほど鈴木先生からもありましたけど) 税を触るってのは大変なんですよ。業界団体からも様々な反発が来て、利害の調整でフラフラになるんです。だけども消費税だけは、「庶民の皆さん方に負担をしていただく。広く負担。公平な。」っていうことを言うと、今、世論調査やってもだいたい6割とか近い方々が、平気で「消費税は仕方ないな」とか答えたりするじゃないですか。つまり、税率をちょっと上げることだけで、皆さんが黙って納めてくれるっていう意味で、財務省が敵にならない、負けない、「負けない税」だと。こう言うんですね。

司会者:
それ今、ニコ動(配信)見てるみんな相当怒ってますよ。これ。

馬淵澄夫:
私もだから「負けない税」って最初は意味わかんなかったですよ。「誰に負けないんだ?」と思ったら、結局は税の引き上げ含めた様々な政策をやろうとする時、必ず業界団体とぶつかりあって、そこに代表する政治家も出てきて、大変だと。しかし、消費税だけはそれがない「負けない税」ということで、彼らはこれは非常に重宝がってるわけですよ。なので、彼らの中で言うと、こんな便利なものを手放して財政健全化なんてのは考えにくいということに直結しちゃうでしょうね。とんでもないと思いますよ。逆です。逆にむしろ需要喚起のために、減税、廃止まで持っていけば、むしろ財政破綻などは、それこそ遠のいて行くっていう方向に持っていける可能性が十分にあるんです。

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「負けない税」というパワーワードにびっくりしましたが、要は、取りやすいところから負担してもらうための税金が「消費税」だったのですね。
国民から徴税することを楽だと思われないように、皆んなが声をあげることが大切です。
戦後の増税に反対した人々のように「ムシロ旗」を揚げること。れいわ新選組の公約「消費税は廃止!」は、そのムシロ旗だと思います。


こちらから消費税減税研究会のとりまとめがダウンロードできます。


(=^・ω・^=)ノ ---------------------★

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