見出し画像

パンダ家のごはん - 春の食べ物 - 草餅

今日から3月。3月3日は桃の節句、ひなまつりです。
この時期に母はよく草餅(蓬餅)を作ってくれました。
それで、この時期になると食べたくなって、近所の和菓子屋さんで蓬餅を買いますが、やはり家で食べていたのとは少し違う。多分、もっとヨモギの香りが強く、お餅ももう少し弾力があって固めだったんだと思います。
母が近くの畑(?)でヨモギをとってきて、餅米に混ぜて餅をつく。あんこ餅もあった気もしますが、のし餅にして、お醤油をからめて焼いた記憶もあり。
書くと簡単ですが、餅をつくのは手間がかかるし(お米は十分水につけないといけないし、蒸すのも大変、その上でつく)、あんこを煮るのも時間がかかります(焦げないようひたすらかき混ぜる)。なかなか自分では作る気になれないのですが、母曰く、昔はエンターテイメントがあまりなく、特別なお料理を作ることが季節を感じる大事な行事だったと。あとは、売っているところも少なくて、あっても味の好みも違ったりするよりは、母の好きなように作りたかったのかもしれません。
いつか自分で作りたくなった時のために、どこでヨモギをとっているのか、今度聞いてみようと思います。

パンダ家のごはん


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?