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1000日分の250稲垣吾郎。思春期も切ないが大人もいろいろある。

昨日のNHK総合 よるドラ『きれいのくに』第5話。
相変わらずヒリヒリします…
そして思春期の危うさにハラハラ。
「悪気はない」の残酷さ、自分への自信のなさ、子どもたちから見た大人の曖昧さや狡さ。
母親のひと言とかに「すっごい無神経!」って憤ってたこととか思い出す。

自分が大人になってから分かる。
親も先生も完璧じゃない。
大人がズルいんじゃなくて、大人だってただの人だってこと。
「母親のくせに」「先生のくせに」なんて子どもの頃に思うのは、それだけその人たちのことを【すごい人】だと思ってたからだ。
年齢を重ねて、そりゃ知識も経験も増えるけれど。
だからといって、何でもできるよになるわけじゃない。
ダメなところが増えちゃうときもあるし、弱いところもある。

けど、それが許せなかったり、認めたくなかったりすることがあるんだろう。大人も子どもも。

ある一定の年代以上の人のほとんどが「整形」をしている世界。
整形を法律で禁止された世代の高校生、凛ちゃんと誠也くんのパパママももれなく整形をしている。
それについて、「なんで整形したの?」「自分たちだってやってるじゃん!」とまっすぐ気持ちをぶつける子どもたち。
両親の反応はそれぞれだけれど。
果たして、もし私がその世界に生まれていたら。
どうなっているんだろう。どんな決断をしているんだろう。

その世界では、「プレーン」と呼ばれる、大人だけど整形をしていない本来の容姿の人たちが職場などで差別を受けていて、それが社会問題になっているそうで。
…あるのかもね。
今も、「整形」ではないけれど、自分たちと違うものを排除する動きは、日本では特に強いもの。
小さな小さな出来事ではあったけれど、子どもの頃、何度か転校をして、その度にハブられたりもめ事は必ずあったから。
”違うものを排除しよう”という人たちの動きは、なんとなく分かる。
異端な存在は、日常を脅かす恐怖になるから。
…きっと、ドラマの中の世界では、「プレーン」の存在が、疎ましくて仕方がないのだろう。
だって「自分の選ばなかった未来」がそこに存在するんだもの。

ドラマの中の高校生、幼馴染の凛と誠也のパパママは、合成ではない本物の吾郎さんと加藤ローサちゃんが演じているんだけれど、それぞれ全然違う夫婦で、改めて役者さんって凄いなあ…と感じる。

片や柿ピーと缶ビールもって晩酌するパパ、片やまるでPちゃんのパパのように(スマスマのコントでやってた慎吾ちゃんのパパ役。木村くん演じるペットのPちゃんというプードルの飼い主)、上品に笑いながら妻手作りのロールキャベツをいただく姿。
加藤ローサちゃんも、余計なこと言いがちなお母ちゃんと、パパの言葉にうふふ…とちょっと照れるママを演じていて、いや流石です。

そんなお二人、チーム轟以外にもたくさんのポスター撮影をしてらっしゃいまして。
ヘアメイク担当の豊田健治さんによると、加藤ローサちゃんは吾郎さんよりさらにたくさんの役で撮影をされているそう。
婦人警官さんのポスターも、可愛かったですねえ。

あと2話で果たしておさまるのか?と心配になるくらいのストーリー展開。
来週は整形をしていない大人、「プレーン」として、第1話から出演されていた吉田羊さんが再び登場。
どんなことになっていくのかしら。
毎回ストーリーに集中しすぎて全然ポスターとかチェックできてないので、全話放送が終わったら、録画見直してたっぷりチェックしたいと思います。


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