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1000日分の271稲垣吾郎。それはただの気分さ。

うん。
今日はいい日だ。
いい気分だ。

吾郎さんのラジオ、TOKYO FMの『THE TRAD』。
本日7月12日(月)のゲストは、吾郎さんが昔から大好きだと公言しているバンド、フィッシュマンズの茂木欣一さん。
トーク、すごく楽しみにしていたんだけど。

想像以上。
想像を絶する満ち足りた時間だった。

まずは曲。フィッシュマンズの佐藤さん作詞作曲の、吾郎さんのソロ曲
『それはただの気分さ』、流れましたよ…!

あまりの嬉しさに「ひゃああああああ!」と変な声を出してしまい、我が家のニャンコが飛び上がって逃げていきましたよ…すまん。

だって嬉しかったから…
アルバム「ス」に収録されている曲で、今日は茂木さんはアルバム聴きながらスタジオに来てくださったそう。

デビュー30周年を記念して、ドキュメンタリー映画『フィッシュマンズ』が公開に。ボーカルの佐藤伸治さんが急逝して22年。
脱退したメンバーや、バンドに関わってきたいろんな方々と語ったことなどが、映画では赤裸々に綴られているそう。

デリケートな部分もあるから、今までなかなか話せなかったことも、30年経って今だから話せることもある、と茂木さんが話していて。
「僕らもグループでやってきたから分かる。時間が経ったからこそ話せることもあるだろうし。あ、こういうこというとまたザワザワしちゃうかな」と軽やかに話す吾郎さん。

茂木さんと終始嬉しそうに自身が提供してもらったソロ曲『それはただの気分さ』についてお話ししていて。
最初に出会ったのは収録で、その日はちょうど茂木さんのお嬢さんが生まれるという日で。
収録が押してやきもきしていたこととか。
そのちょうど10年後に、スマスマの収録でまたお会いして、SMAPのメンバーにお嬢さんがメッセージを送った話とか。
そして今日また、こうしてスタジオで楽曲の話ができることとか。

吾郎さんが楽曲を提供してもらったときは、23歳、バリバリのアイドルのとき。
「がんばりましょう!とか歌ってたけど、そういうのばっかりじゃなくてもいいかなって。寂しいとか、辛いとか、そういう気持ちがあっても」と吾郎さん。

お知り合いから紹介されて、フィッシュマンズにソロ楽曲を依頼。
「僕のこと知ってました?」
「知ってるに決まってるでしょ!(笑)SMAPの吾郎ちゃんから依頼が来たってもう大騒ぎでしたよ」
作詞作曲をした佐藤さん、楽曲自体もとても納得のいく気に入ったものだったらしく、フィッシュマンズのライブでもロングバージョンを演奏したりしていたそう。
今、日比谷の野音でやった音源を探していらっしゃるそうです。

吾郎さんも、あがってきた曲を聴いて、びっくりしたんだって。
思った以上にフィッシュマンズの世界全開で、アイドルばりばりのときに、このアンニュイな曲で。
でも、こういうのいいな、自分の個性出していこう!と思って歌ったそう。

吾郎さんが話すたびに、茂木さんが「佐藤くんに報告しよう!」って言うのが、すごくいいなあと思った。
なんだか、茂木さんが佐藤さんのことをいつもどう思ってるのか、どういう存在なのか、すごく伝わってくるなあと。

私は17年前に父を亡くしているけれど、筋金入りのファザコンで。
でも何年経っても、そばにいるような気がして、話しかけたり、しちゃうんですよ。
だからなんか、茂木さんの言動がすごくよく分かる。

いるんだよね。いつもね。そこに。
そんでね、会いたいんだよね。会って、また話したいんだよねえ。

共に過ごした仲間のこと、音楽のこと、その時間を大切に思う気持ちがたっぷり伝わってくる、幸せな時間でした。
ありがとうございました。

ぜひぜひ、聞いていただきたい。

そして、映画『フィッシュマンズ』は7月9日(金)から全国映画館にて上映がスタート。
監督や茂木さんの舞台挨拶なども行われているので、ぜひチェックを。


サポートありがとうございます。これからもコツコツがんばります。