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忙しいベンチャーこそ自社プロダクトのUI/UXを振り返ろう

ポップインサイトさんのセミナー『「しくじり」から学ぶ! UXリサーチ共有会vol.4』のLTに参加させていただきました。


テーマは『電子チケット発券サービス「MOALA Ticket」のUX確立までの道』

テーマは『電子チケット発券サービス「MOALA Ticket」のUX確立までの道』。playgroundのプロダクトであるMOALA Ticketが誕生してから現在に至るまでのUI変遷を説明させていただきたました。電通デジタル 川野さん、株式会社LIFULL 小川さんと登壇させていただいたのですが、お二人とも「HCD-Net認定 人間中心設計専門家」。す、すごい。私だけUXの専門家ではないので、とても恐れ多い気持ちでいっぱいでした…。そして、私だけ小さなベンチャー企業なのでUXリサーチについてお話しするよりかは事業会社としてプロダクトをどうやって進化させていくのかに重点を置いた方が良いと考え、MOALA Ticket(リリース当初は旧名「Quick Ticket」)のリリース当初からのUI/UXの変遷事例をまとめて発表させていただきました。

UI/UX改善に終わりも成功も正解もない

今回のLT参加にあたって、弊社UIデザイナーの三木田さん( @3kitad )と過去のSketchやらFigmaを振り起して、UI変遷を話しす機会を設けたのですが、思い出エピソードが出てくる、出てくる。二人でこじんまりとやった会だったので、ざっくばらんに話せてとても楽しかったですね。これ、大人数で実施したら、各方面への気遣いが発生して何も話せなくなりそう。

UI変更の要望

・その背景と理由(きっかけや誰からの要望か。パートナー企業?それともエンドユーザー?)
・解決方法・改善案
・その結果(苦労した点 / その後の利用率など)

この辺をゆるゆるゆると話したのですが、当たり前ですが成功事例だけでなく、失敗事例も。改善のため作った機能でも結局利用されていなかったり、こちらの当初の意図とは違った利用のされ方をしていたりする機能もあります。UI/UX改善に終わりはないし、約束された成功も正解もないんだなぁとしみじみ。それがプロダクト開発の醍醐味でもありますよね。

忙しいベンチャーこそ自社プロダクトのUI/UXを振り返ろう

セールスの人に「そういえばこないだUI/UXを振り返る会をやったんですよ~」と話したら、「何それ!面白そう。僕も聞きたかった」と言われました。確かに、みんながみんな創業時からいるわけでもないし(かくいう私もそう)、サービスが軌道に乗ったいまは機能改善のリリースなどの情報は、随時スポットで情報共有しがち。点の情報ばかりで、情報を線にまとめるタイミングって機会を設けないとないのが実情で、「どうしてこのUIになったのか?」を包括的に理解できる場って無いなぁと。
「創業時の情報は残す手間が惜しくて蔑ろにしがちだけど、創業時こそログやデータ、思い出は残した方が良い」とメガベンチャーに創業時から在籍していた方が言っていたけど、このことか。会社が拡大し、新しいメンバーが増えると、当然だけど新旧メンバーの比率は逆転する。会社としてのカルチャー以外にもプロダクトに対する思想やカルチャーをうまく継承していくことを今後きちんと考えないといけないですね。

お読みいただきありがとうございます。もっとライブやスポーツ観戦に行って仕事の糧にしたいです。