呑み込んだ涙も心のなかに咲う木漏れ日も、しかるべき時を待って言葉に芽吹いてゆけ。みなもを揺らしてゆけ。泡沫の夢を掬うは言葉のたおやかさ、人知れぬ瞬きを捉えるは言葉の機微、光の届かぬ海底を照らすは言葉のしなやかさ、なのだから。

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