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147)浩司さんに赤裸々に真実を伝えた結果…どうなったの?

正直に伝えることにした


――私、刺されちゃうね

思わず、正直に、気持ちを伝えた。
いや、彼のショックを思えば、私の恐怖なんて、小さなもんだよね。

でも、何となく、静かにLINEで気持ちを伝えてくる彼に、恐怖を感じたのは事実。


――私、浩司くんに刺されても仕方ないよね

――刺さないよ

――でも…

――欲望は誰にでもある

――私、会うのが怖いよ…

――いや、本当に心配しないで。全てを聞いたうえで、レイナが僕とどうしたいのかそれを聞きたい。

――大事な人を裏切ってたんだよ。裏切ってたというか、浩司くんへの気持ちに嘘はないんだけど…

――わかるよ。いやもう、そこは消化するしかないよね。


だいぶ、前半、端折って書いたけど…信じてた人に裏切られて、自分以外の男と付き合ってた事実を知ってしまったのに…、浩司さん、この事実を、受け入れようとしてるの?

それとも、嵐の前の静けさ?!
この後、何が起こっちゃうの?!


――とにかく何でも受け入れるから、僕には今後は真実だけを話して欲しい。
レイナの全人格まで疑いたくない。

全ての真実を聞いて、その上で納得できるかどうかということかな。お互い嘘のある関係は続けられない。

ブログは読み物として更新すればいい。それが仕事なんだろうし、楽しみにしている人もいるだろうし。

安心させるために言うけど、ストーキングとかそういうことはしないから。
レイナがダメなら潔く諦めて、他のパートナー探すから。

もちろんそうしたくないけど――


ここまで読んで、ふと最後の一文に目が留まる…

――もちろんそうしたくないけど

これってどういう意味?


これだけ私に裏切られてるのに、まだ、私と一緒にいたいと思ってくれてるってこと?

実はね、最初は、彼の出方次第で、嘘をつき通そうかなとも思ったの。
ブログの内容を真実と認めず、私じゃないと、言い切ろうかと。

でもね、多分、この人には通用しない。
すごく頭のいい人だから。
そして、感受性の強い人だから。
私の言葉、表情、一つ一つで、きっとわかっちゃう。

ブログの一つ一つの内容を切り取って、ちゃんと時系列だって、照合して、確認すると思う。

そうして、あとから、二重の嘘がバレた時の方が、彼を傷つけてしまう…。
もう十分に傷つけているのだから、これ以上傷つける必要はない…。


――早めに会えるように頑張ります。連絡待っていてください。


それだけ送って、急いで仕事を終わらせる。
仕事で人と会っている間も、私の心臓はバクバクしっぱなし!!

どう伝えよう。
どこまで赤裸々に伝えたらいいのか。

いや、既にブログを読まれてるんだから、あれ以上の赤裸々告白はないよな…

いったい彼は、どんな気持ちであのブログを読んだんだろう…ごめんね、浩司さん…

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