食べれる激辛、炎麻堂の麻婆豆腐

雨が降って涼しい朝。暑い日が続いたあとの急な涼しさと気圧の変化に体が変になってしまいそう。そんな日は辛い物を食べようと思い立った。

私は辛い物が好きである。近年の激辛ブームは何だろうか、現代人のストレスを発散するために流行っているような気がする。辛い物を食べると刺激げすっきりするから。激辛祭りが毎年開催されるようになり、辛い物好きたちも市民権を得てきた。

さあなにを食べよう。麻婆豆腐なんて素敵。今日のランチも赤坂だ。

「激辛 麻婆豆腐 赤坂」で検索すると一番上に出てきた店名が「炎麻堂」名前からして辛そうだ。心を期待に震わせて雨の中お店に向かう。12:30

お店は地下だった、階段を下ると既に何組か並んでいる。しかし回転は早そうだ。階段の壁にメニューが貼ってあるため見ながら待つと、どんどんお客さんが出入りしていく。10分程度で入店できた。

麻婆豆腐定食には1カラ~5カラの段階がある。1カラは甘辛、5カラは激辛らしい。しかし激辛には「当店では食べられない辛さは提供しておりません」の説明書きがある。激辛を食べる番組で痛みを訴えながらギブアップをするタレントを見たことがあるが、そうはならず美味しい辛さなのだろう。期待が膨らむ。

他にも担々麺や海老麺、油淋鶏定食など、意外と麻婆豆腐以外のメニューも豊富である。辛くないメニューもあるため辛い物が苦手な友人とも一緒に来れるところもポイント。

席に着き、少し4カラと迷いながら5カラの麻婆豆腐定食を頼んだ。(それくらいの激辛好き)定食はスープとご飯がおかわり自由らしい。

それにしても人の回転が速い。地下に下る階段が少し狭かったからか店内の広さに驚いた。大きくオープンな厨房の横がカウンター席、それ以外にもソファー席も含めテーブルが8つくらい?ディナータイムの宴会でも楽しいかもしれない。

周りを見ている間に定食がやってきた。

思ったより赤くは無い。これならいけそう。小皿のもやしとザーサイが嬉しい。なけなしの野菜を摂取することで少しでも罪悪感を減らす作戦である。ほら、年頃のOLはそこも気になる。もちろん世の男性陣の罪悪感を減らすのにも役立つだろう。さてご飯がどんぶりで来てしまった…今度は半分でと伝えねば。

はあ。麻婆豆腐、美しいなあ。

味は唐辛子系よりも山椒が効いているタイプだった。説明書きにあるとおり食べられない辛さではない。激辛を想像しておくとちょっと物足りないくらいの辛さ。ただ、食べ進めるうちに山椒が舌に蓄積されてシビシビ痺れてくる。そして熱い。暑くなってきて、熱いのか辛いのかわからなくなっている。

雨の日に激辛でほんのり汗をかく。充実したランチタイム。お腹が満たされた。午後も頑張ろう、と店を出ると雨脚がすこぶる強くなっていた。お腹の中の激辛を守り、足先を濡らしながら会社に戻った。



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