『クソさんとそらか、純喫茶にて④』

初見の方は意味がわからないと思うので事前にこちらをお読みいただけたらと思います🙇‍♀️
※ウソの単行本を出版するというアイデアをもとに脳内で敢行した、クリエイター空花伶とクソそらかさんのインタビュー(雑談)文字起こしです。
第一弾→

第二弾→https://note.com/reikuuge/n/n3f055f56abaa

第三弾→https://note.com/reikuuge/n/n54ab180af8dd


空花「お話していて、クソさんがどういう人なのか、よぉーくわかりました」
クソ『そうかしら?あなたに見せているのは、まだまだほんの氷山の一角。わたくしの中身は宇宙のようにスケールが広いのですよ』
空花「いや、だって人のあなかに寄生してたまに私にテレパシーでりんご飴をねだり、食い、歌ったり踊ったり、好きなことして寝てるニートでしょう」
クソ『それだけじゃないわ』
空花「では、何を?」
クソ『(宇宙語)』
空花「今のは、何語ですか?」
クソ『宇宙語と呼ばれる、この宇宙全体で通じる言語ですわ。わたくしはこの言語を通じて、高次の存在たちと交信を行っている。地球の波動を上げるためです。それも、わたくしの大切な務め』
空花「またインチキ話ですか」
クソ『あとは、スカイダイビングを教える資格持ってる』
空花「へ?」
クソ『スカイダイビングに憧れて、頑張って取りました。ハワイで』
空花「意外と資格取得とか地球的なことやってるじゃないですか。ていうか、資格持ってるならスカイダイビング講師として働けるわけですよね?さっさと出ましょう。引きこもりは卒業です!さあ、出てった出てった」
クソ『いやです!』
空花「なんでよ?」
クソ『だって、仕事にしたら、スカイダイビングを一日に何回も飛ばなくてはいけないでしょう?空を飛ぶ刺激は半年か一年に一回やそこらやるから楽しいのであって、毎日やっていたら自分のエネルギーが乱れてしまう』
空花「じゃあ、なんで取ったんすか、資格」
クソ『資格取った時は、毎日やりたかった』
空花「で、取ってみたら?」
クソ『わたくしの身体的に、毎日は無理だと察した』
空花「取る前に気づきましょうよ」
クソ『何事もやらかした後に気づいてしまうのがわたくしのだめなところね』
空花「あとは?」
クソ『韓国の演歌、トロット歌手として活動していた時期があるわ。』
空花「へ、、、!!?歌手?しかも、演歌て、韓国て、、、色々ぶっとんでますねえ。それは何時ごろですか?」
クソ『トロットが一世を風靡していた、そうね、1960年代頃だったわ』
空花「え、何歳」
クソ『宇宙年齢は地球とか違うからね。地球上での10年は、宇宙人に取って1年分くらいにしかならないのよ』
空花「え、、、わたしと同い年くらいかと思ってたけど、まじでいくつなんだろう。じゃあ、地球上で一番楽しかった思い出は?」
クソ『魂の家族たちと、子供たちと、毎日食卓を囲みながら暮らしていた時かしら。楽しかったなぁ。今みたいにテクノロジーが発達しているわけではないけれど、夫の釣った魚や畑で取れたら野菜なんかをみんなで調理して、家族団欒のひとときをゆったりと過ごすの。あの頃、みんなやたらお皿をこだわって作るのにハマってて、みんなでとっておきの器を作って、それによそって食べる晩ご飯は格別なものだったわ』
空花「ふうん。言ってみれば、『持たない暮らし』みたいな感じっすかねえ」
クソ『あ、そうだ当時の写真あるのよ、見る?』
空花「あるの?見る見る☺️…って、え?クソさん、お顔が何一つ変わってない…。一緒に写っている人たちは家族?ていうか、なんか縄文人のコスプレしてますねみんな。コスプレパーティーですか?」
クソ『コスプレじゃないわ。当時は写真技術がなかったけど、宇宙テクノロジーを使って当時の風景をこのスマートフォンに映し出すことができるの。で、これは家族みんなで作った器』
空花「すっごい豪華な装飾ですねえ!外側に複雑な模様がめっちゃ施してある。なんか、どこかでみたことがあるような」
クソ『そうそう、こないだ国立博物館に行ったら、たまたま夫が作った土器が展示してあったのよ。あれは感慨深かったわあ』
空花「へ?だんなさん、芸術家なんですか?」
クソ『いいえ。ただ土器作りが好きなだけよ。でも、私たちが作っていたような土器は今見るのは難しいから珍しがられるみたいね』
空花「…あ、そうだ!前こんな土器、見た!」
クソ『どこで?』
空花「本で!」
クソ『☺️』
空花「縄文…土器ッ!!!」
クソ『☺️』
空花「あんた、まじで何歳やねん!!!!」
クソ『さーて、次回もまた読んでくださいね。じゃん、けん、ぽんっ!うふふ☺️✊✌️✋』



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