ウソ本「空花とあなたとお話と」内より抜粋した、幻キャラクター、クソそらかさんと空花伶による雑談のなかみ(インタビュー)!
皆様ごきげんよう、空花伶です。
今回、初の雑談集を発売させていただくことになりました。
…例によっていつものホラ、というか妄想なのですが、妄想で企画書を書いてみたんです。
とりあえず、企画書のト書きはこんな感じです。
『企画書
「空花とあなたとおはなしと」
空花伶、初の雑談集!
大好きなひとや憧れのあの人を呼んで、贅沢にもたっぷりと時間をとってなにげなくお話ししたあれこれを一冊にまとめちゃいました。
カフェの一角でのなにげないお話をそっと聴いているような感覚でぜひお楽しみ下さい。
角川文庫
「空花とあなたとおはなしと」
1500円(税込)(おつりをきちっと500円にしたいため)』
どうやって角川さんから出版していただこうか、とか現実的なことはもうこの際無視してこの企画書を妄想上でとりあえず仕上げて突っ走っていってみたいなぁと思っております。
雑談相手の皆様もざっとすでに考えていますが、お相手様がオファーを受けてくださるか否かはひとまず置いておき、仕上がったら本を妄想上でぱらぱらとめくりニコニコしている自分がいます。その自分のために、とりあえず企画全体像だけ作ってみようと思います。
対談相手は10人にしようと思っていて、9人めまではさくさく決めることが(一方的に)できたのですが、あとの1人が決まりません。
どうしようかしら、とあぐねていると、心の中でそっとささやく声がしました。
『私と雑談すればいいじゃない』
うん?誰ですか?
『私です私ー!クソです』
あ、そうか。クソさんか!
さてはて、ここで補足説明です。
クソさんとは本名『クソそらか』といい、私の心の中に存在するもうひとりの空花伶こと、3歳児の心そのままにおとなになった奇跡のぐうたら人間です。
以前、主催イベントで流した動画で一度きり登場したままになっていました(当時の動画はこちら)そのままたぶん誰1人として覚えている人はいないかと思いますが、その間にも私の中に、クソさんは存在し続け、空花伶の心の奥にある秘境の扉の奥みたいな場所でポテチを食べながらひっそりと日の目を見る時を夢見ていたようです。そんなやる気のみなぎったお方がそばいらっしゃるということなので、せっかくですから、1人目の対談相手はクソそらかさんにお願いしていただくことにしました。
…さて、空花伶と、もう1人の私こと『クソそらか』さんとの雑談、ゆるやかにスタートです。対談場所はお気に入りのチェーン喫茶店のようですね。2人ともホットココアを頼んでいます。
『クソさんと空花、純喫茶にて①』
空花「クソさん、お久しぶりです」
クソ『久しぶりですね、、☺️』
空花「あれ、手元が震えていらっしゃいますが、、大丈夫ですか?」
クソ『以前、空花さんのサブチャンネルでの動画、「」出演以来日の目を見る機会もなく空花さんの心の奥深くの扉に引きこもっていたものですから、なにぶん緊張しております』
空花「あら、それはすみません。。私が日和っていたせいで。さ、ココアでも飲んでリラックスして下さい」
クソ『ありがとうございます。落ち着いてきました』
空花「ところで、これを呼んでいる皆様はクソさんとはなんなのか?等、置いてけぼりになっている方が9.8割だと思うので、改めてあなたのことについてご説明いただいてもよろしいでしょうか?」
クソ『はい。私は空花伶さんの心の奥深くの扉の中にある自室で生活しておりまして、普段はそちらに身を潜めております。今で言う引きこもりみたいなものですね。だけどちゃんとおなかはすきますから、そういう時は空花さんにテレパシーを使って『りんごあめが食べたい』とか、『ポテチをかじりたい』とか合図を送ります。それを受信した空花さんは要望に応えてりんごあめとか買ってくれることもある無視される時もありますが、もし空花さんが自分の欲しているものを買い、食べた時には空花さんのへその緒を通じて私ことクソの胃袋に吸収されます。食べたいもののリクエストは、たいていりんごあめとか、ムダっぽそうなものが多いですね。それ以外の食べ物はクソの胃袋は取り入れません』
空花「そうだったんですか、、、!自分の体内の構造を初めて知って、衝撃を隠せずにいます。へその緒を通じて、食糧補給を?」
クソ『ええ』
空花「赤ちゃんじゃないですか。えっ、怖いです。もしやもしや私、万が一、覚えもないのに孕ってしまう可能性は、ないのですか?」
クソ『ご心配には及びません。なにぶんお腹の中が心地よいものですから、外の世界へ出ると自分で食糧を得ないとならなくなるわけでしょう?』
空花「まあ、子供のうちは母乳を飲ませたりしますが、いずれはね」
クソ『めんどくさいので外には出ません。空花さんを通じて、たまに美味しいものをいただけたらそれで充分です』
空花「だけど、基本引きこもって生活してらっしゃるんですよね?退屈になったりしませんか?」
クソ『そういうときは、ひっそりと空花ちゃんにイタコして遊びに行くので大丈夫です』
そらか「イタコ…?」
クソ『空花さん、たまに無性にヒトカラしたくなったり、やらなきゃいけないこといっぱいあるときに原っぱに寝っ転がって数時間ムダに過ごしたりとか、そういう時あるでしょう?』
空花「はあ」
クソ『ああいういかにも無生産な時間を過ごしている時、私はそっと空花さんに乗り移っています』
空花「…!!!」
クソ『たまに帰り際にダイソーで毛糸とか、生きるためには決して必要ではないムダ遣いをするのも私です』
空花「私の財布から、何勝手にムダ遣いしてんですか!?まじ、信じられない。そんなことするくらいならさっさと私の中から出ていって下さいよ。雑談相手になんか呼ぶんじゃなかった。もう金輪際、あなたとは絶交です」
クソ『それはあなたの意思ではできませんね』
空花「なんだと?!」
クソ『だってお腹のなか、あったかくて心地いいんだもの。外に出てお金を稼いだり、筋トレをしたり、生活の中のめんどくさいことをしたりそういった煩わしい部分はぜんぶ空花さんにやってもらいます。私はいいとこ取り』
空花「ヤだー!!!出ていけ、さっさと自立しろ」
クソ『はあ。でも、いいんですか?私が空花さんの中からいなくなると、あなたの中からムダが消えます。クソが消えます。まじめに仕事したあと、ちょっと羽を伸ばして夜更かしして深夜ラジオを聴いたり、きっちりお金の管理をしてる中でたまにりんご飴とかムダ遣いを楽しんだり。そういうことの中に、幸せの全てが詰まっていると、そうお感じなのではないですか?』
空花「ぐぬぬ…」
クソ『あなたの中からムダを楽しむ歓びが消えちゃってほんとうにいいの?』
空花「…ええい、このままではクソ教に入信してしまう!!!私の人生にムダなどいらぬ!!!脱会じゃ脱会!!!私はまじめに生きていくぞ〜〜う!!!」
クソ『あっ、そらちゃん、15時のおやつにりんご飴、初めて作ってみたの☺️いる?』
空花「手作り?!?!いるぅ〜〜〜😍😍😍🍎❤️…ハッ😦!!」
クソ『(ニヤリ😏)』
条件反射でりんご飴を手に取る空花。完敗である。
つづく…。
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