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都知事選というお祭りと、私たちの被選挙権

みなさん、都知事選、楽しんでますかー??

楽しむなんて不謹慎な!もっと真面目に考えなさい!という声が飛んできそうですが、私にとって、選挙はお祭りです。
ステージがあり、最後の夜に結果発表される大会があり、出店もあれば、いろんなコーナーがある。立場を超えた人たちが、集まって一定期間大騒ぎをする。そして、終わればまた日常に戻っていく。

なので、この期間私は、浴衣にりんご飴、お面をつけて、くじ引きで散財!みたいなノリで、過ごしています!

というわけで、今回は都知事選をお祭り視点でご紹介。
こんな楽しみ方もあるのね!ということで、ぜひ皆さま、お楽しみください。

メインステージ~オンライン討論会!

さて。やってまいりました、メインステージで行われているのは、主要4(5?)候補によるパフォーマンスです。
リアルな場での演説はもちろん、Youtubeを活用した討論会なども開かれたりしています。昔のようにテレビ討論が全てではないので、様々な企画が入れ替わりで行われています。

メインステージの主な出演者はこちら!

◆小池百合子さん
女帝、小池百合子。今回は無敵です。
基本的に現職と新人の戦いは現職が有利な上に、わかりやすいキャッチフレーズの使い手です。
最新のフレーズは、「”夜街”注意」。本当に印象操作がお上手です。
化かされて…夏。私たちはいつまで化かされ続けるのでしょうか。
◆宇都宮けんじさん
ミスターいい人!弱い者の味方で、頼れるみんなのお兄さん。今回、メインステージを本当の意味で盛り上げているのは宇都宮さんではないでしょうか。都民が求める都政とは何か。今、都が抱える課題は何か。彼のこれまでの地道な取り組みからの問いかけが、メインコンテンツになっています。
このお祭りを通して、都民を育ててるとも言えるような。。。
どこまで差しにいけるのか、選ばれるかどうかも大切だけど、それだけじゃない。
彼が今回選挙に出たことで、次回の選挙は大きく動くんだと思っています。
◆山本太郎さん
ご存知れいわ新選組党首の山本太郎さん。
メインステージで大立ち回りをして、みんなの注目を集めています。そのアピール力はさすが!
山本太郎さんのおかげで、多分今までにないくらい、たくさんの人が「都政」について考えてるんじゃないかなー。
◆小野泰輔さん
くまもんアピールしながら、カジノや水道民営化で注目を集めてます。宇都宮さん・山本太郎さんとはまた違った視点でメインステージを盛り上げてくれています。選択肢があるって楽しいよね。
東京都民の維新への評価という意味でも、個人的に小野さんの票数は気になっています。
◆立花孝志さん
どこの町にもいますよね。お祭りに乱入して、法律ギリギリに荒ぶって、かき乱していく人。メインステージ出演者というより、乱入者って感じ。
NHKをぶっこわすというより、グレーゾーンをぶっこわしてるような印象です。何がアウトで何がセーフなのか。それをひたすらに問われてるような。
グレーゾーンによって苦しんでいる人にとっては、共鳴できる部分もあるのかもしれません。個人的にはヤクザの手法だと思いますが。

▼有名な討論会はこちら
私はまだ、斜め見くらいしかできてないのだけど、これを見るだけでも、大分感じるものがあります。ぜひ見てみてください~♪

【東京JCさん主催のオンライン討論会】

【Choose Life Projectさん主催のオンライン討論会】

ありがたいことに文字に起こしてくれてます。

サブステージ~泡沫候補オンステージ!

続いてご紹介しますのが、サブステージ。
いや、都知事選といえば、むしろこちらのサブステージ。こっちこそがメインかもしれません!!
世界でも類を見ない(?)、個性的な泡沫候補が目白押しです。

マック赤坂、ドクター中松、羽柴秀吉、又吉イエスといった泡沫四天王の高齢化も進み、全員が不参加(区議当選・引退・逝去等)となった今回、どうなるかと思っていましたが、見事に世代交代が行われていました!
(実際の政治の世界も、もっと世代交代が行われるといいのになぁ。)

時代に合わせた個性的なパフォーマンスが繰り広げられています。

個人的に注目どころの出演者はこちら

◆込山洋さん
都知事選の泡沫候補から、ついに港区区議になったスマイル党のマック赤坂さん。その赤坂さんのお弟子さんとして注目を集めるのが込山さん。
渋谷ハチ公前を掃除していたところを拾われ、その後も365日毎日新橋SL広場で掃除をしていたとのこと。そんな地味な努力を続ける人柄を買われて、地味に強力な応援者がいて、ポスター貼り等もぬかりなく手配されています。
師匠に比べて、パフォーマンスはまぁ〜地味なんですが、介護職目線からの、とても優しい公約。
普通に市議とかで活躍しそうな印象。でも、やっぱりトップを目指したいので、都知事選に出てるらしい。
今後に期待✨という意味で、一票を投じたくなります。
◆西本誠さん
スーパークレイジー君。「百合子か、俺か」。元暴走族。風営法の緩和を求めて、アンパンマンマーチを流すベンツを乗りまわし、特攻服で踊る。
もうね。情報量が多すぎます。
そんな西本さん、「今まで選挙なんて行ったことなかった。自分みたいに選挙なんてまったく関係なく暮らす若者たちがいる。でも、そういう人たちも、投票には行かないけど、ハロウィンは全力で楽しむ。選挙を楽しいイベントにすることで、若者の投票率を上げたい。」と語ります。
若者の投票率を上げた先に、彼が何を見てるのか、そこはまだわからないけど、楽しいイベントにしたいと、自ら立候補してみんなの前に立ちパフォーマンスするということは、本当に素晴らしいと思う。
本当、ノリでもいいから、楽しんで投票する人が増えたらいいな!
◆後藤輝樹さん
表現の自由か、ただの下ネタか、究極の人類愛か、はたまた人生をかけた芸術か。
見るに耐えないパフォーマンスといえばまぁそうなんだけど、彼が選挙という舞台に立ち続けるために、働いてお金をためて、日々ネタを考え練習している姿を想像したら。。。
同い年という贔屓目もありますが、なぜ彼がこんなパフォーマンスをするのか、なんとなく理解できちゃうんですよね。私たち「キレる世代」ですし。こんなことでもしないと、存在を認めてもらえないんです。ここまでやっても、認めてもらえないんですけどね。
噂によると、本当はひたすらに真面目な人らしく、公約も一生懸命考えたんだろうなーと。Youtubeの動画を見ていると、急に本質をついてきたりしてビックリします。
万が一当選したら、彼が一番困るんじゃないかと思うんだけど、それでもこの祭りを一番我がものとして楽しんでいて、都民としての権利を最大限活かしてるのは、ある意味うらやましいかも!

お祭りをつくり参加する地域の人々

と、ここまで、ステージに立つ人たちを紹介してきましたが、お祭りはステージに立つ人だけのものではありません。
むしろ、誰のものかと言われたら、そのまちに暮らしている人たちのためのものです。

ふらりと遊びに来るだけの人もいるし、友だちに誘われたから行く人もいるし、なんとなく盛り上がってるから来てみた人もいる。
普段から活動してる趣味の発表の機会として参加する人もいれば、せっかくの機会にと新しいことにチャレンジする人もいる。

お店を出してみたり、グループで企画をやってみたり。
テキ屋みたいな屋台もあるけど、盛り上がるお祭りであればあるほど地域の人たちがお店を出してる印象です。

みんな、楽しいから参加する
まちを盛り上げたいから参加する。
そして、参加することでつながりができ、また地域のことが好きになっていきます。

これは、選挙でも全部同じ。
選挙は誰のためのものかと言われると、それは、やっぱりこのまちに暮らす私たちのためのものなんだと思います。

屋台〜たくさんの記事とか映像コンテンツとか

そして、お祭りといえば、やっぱり屋台ですよね!!

誰もが店主になれるという意味では、こうやって書いてる記事こそが、お祭りの中の屋台みたいなもの。
自分たちが楽しみたいように、盛り上げたいように、記事や動画やらのコンテンツを生み出していく。

そして、みんながそれぞれのコンテンツを、楽しんで消費していく。
あれがおもしろいよーとか、これがよかったよーとか。そうやって紹介しながら、人と人がつながっていく。
それは、お祭りでお店巡りしてると、お店の人と仲良くなったりする感じに近いよね。地元のお店が出店してたりするとなおさら。

個人的には、今年の選挙はこの屋台が一番おもしろいです。おもしろすぎて、メインステージを全然見れてません(笑)

▼オススメの屋台

☆やっぱり選挙は推しごとです!

☆私と全く同じノリで楽しんでる方がいらっしゃって大興奮♪

☆前回の都知事選に立候補されていて、その後も都議・市議と立候補されたきた高橋しょうごさんのnote!立候補してないのに公約が書いてあります。

☆泡沫候補をここまでじっくり解説してるのも少ないので、結構感激した!

☆現実にはルフィがいないから、選挙が必要。たしかに!!

☆これは選挙が始まる前の記事だけど、めっちゃ笑った!

あと、他の楽しみ方としては、選挙事務所に手伝いに行ったり、演説聞きに行ったりなんてのもあるよね。
これは、屋台というより、ステージのおっかけみたいな感じだけど、その情報をまた発信していくと、そこからまた新しい出会いがあったりするのかも。

こうやってみんながそれぞれに屋台を出したり、屋台を紹介したり、メインステージのおっかけやったりしながらみんなで盛り上げていって、もっともっと選挙がおもしろくなっていくといいな〜と思います。

被選挙権という権利

そして、最後に少しだけ真面目な話。

選挙の話をするとき、私たちは「選挙権」は話題にしますが、「被選挙権」はほとんど話題になりません。
それは、私たちにとって、立候補という行為があまりに身近ではなく、どこかの誰かがやるものだと思っているからではないでしょうか。

政治家とは、立候補した人の中で、たくさんの票を集めた人が就く職業です。

もちろん党公認取らないと当選しにくいとか、組織票が必要だとか、戦略はいろいろあるのだけど、基本はただただシンプルに、それだけのことです。

誰でも立候補ができる権利がある。
そして、首長も議員も、絶対に立候補をした人の中からしか選ばれない。
どんなにふさわしい人がいたとしても、その人が立候補をしなければ選ばれることはなく、立候補した人がどんなにふさわしくなくても、他に候補がいなければその人が選ばれる。
学歴も職歴もなく、「立候補する」ということからしか始まらない。
そして、その間口は、(供託金というお金の問題を除けば)実はとても広く開かれているのです。

もっと気軽に誰もが立候補できる社会だったら。
選ばれた候補者が、政治家としての仕事を、もっと負担を小さくできる社会だったら。
そして、組織票とか、そういった既存のシステムではなく、本当に一人一人の意思によって投じられた選挙によって選ばれた、我らの代表が治める社会だったら。
この社会は、もう少し「私たちの社会」だと実感できるんじゃないのかな。

そんな社会に向けて、今、立候補している方々がいるということ。
まずは、そのことへの感謝の気持ちを込めて、大切な一票を投じてこようと思います。

ぜひ、皆さまもその一票を大切に。

一緒にお祭りを楽しみましょう〜!!

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