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現実問題(働かない弟⑨)
弟が働きもせず、家でパソコンをいじり、テレビを見て過ごしていく毎日。
父親も母親も幾度となく「仕事を探せ!」と言ったが、聞く耳を持たず、奨学金の返済の催促や税金の催促だけがやってくる。
電気工事士の資格を持ってるだけに、その関係の仕事にこだわる弟。
しかし、その求人がないのだから仕方がない。
こだわっている場合じゃないのだ。
コンビニのバイトでも新聞配達でもなんでもやって、せめて、奨学金の返済額3万円ぐらいを稼げよ!
と思ってしまう。
親の言うことに聞く耳を持たず、のらりくらりと親に迷惑をかけて過ごしながら、あっという間に
11年が過ぎた。
私の2人目の子供がちょうどお腹にいた時に戻ってきて、働かなくなったのだから、それから11年。
赤ちゃんだった我が子が小学5年生になった。
その間、働いていないのだから、考えると長い。
両親もその間、よく我慢したものだ。
まだ、30歳も過ぎて息子をまだ養わなければならないなんて考えていなかっただろうに。
母親に私から何とか言ってくれと頼まれたが、言っても返事はなし。
聞いているのかもわからない態度には、こっちだって嫌になる。
何を言っても無駄だという心境になる。
そんな日々が続いていた中、あの悲しみが突然訪れる。
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