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現実問題(働かない弟)①

身内のことを情けなく、さらけ出してみようとおもう。
結局、何を言ってもお金がなければ、生きていくことができないという、悲しい結論にたどり着く。

私には、働いていない36歳の弟がいる。もう、働かなくなって、10年が過ぎている。
誰が何を言おうと聴く耳をもたず、部屋に閉じこもり、パソコンやテレビと一日中向き合っている。
何を考えているのか、自分の弟ながら、さっぱりわからない。

社会問題にもなっている、引きこもり。親の年金を貪り続ける困った子どもだ。

父が心筋梗塞で、急に亡くなってから2年が経った。大黒柱を失い、「さすがに働いてくれるだろう。」と思っていたが、何ひとつ、弟に変化はなかった。

母1人の僅かな年金と軽度の障害をもつ妹の収入だけでは、生活していけるわけもなく、64歳の母がパートを掛け持ちしている。若くないだけに、母の体が心配だ。
だからと言って、3人の子育て真っ最中の私が経済的に援助できるわけもなく…どうしようもない。

もしも、母に何かあった場合どうするべきなのか。妹の面倒はみるとしても、働いてもいない弟までを面倒はみれない。みたくない。

もともと裕福ではなかった我が家だが、今は本当に貧乏。まさにその日暮らしだ。

家賃も払えず、公共料金も払えず、社会福祉協議会という機関へ相談に行き、家賃を免除してもらう手続きをしたり、フードバンクから賞味期限の近い食料品をもらうという援助を受けたりしている。

弟がきちんと働いていれば、こんなことにはなっていないのにと何度思ったことか。本当に情けないばかりである。





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