#自閉症児の親
自閉症の長男、中学校に行く⑭
部活はまだ行けていないものの、中学校には順調に登校できている。
同じクラスの友達とも休日に2人で遊びに行く程、仲良くなった。
子供達は各々落ち着いて学校に行けている様子なので、働いてみることにした。
経済的に余裕はないので、どっちにしろ働かなくてはいけない。
子供達にも協力してもらい、フルタイムで働くことにした。
しかし、働いたことで、長男に不安にさせてしまうことになってしまった。
働き
自閉症の長男、中学校に行く⑪
翌朝8時に小学校に電話をする。
「兄が中学校でPCR検査の対象になってしまいまして、2人ともお休みさせないといけませんよね?」
「そうですね。出席停止という形でお休みをお願いします。」
その後、教頭先生から電話がきて、昨夜の何時頃にどういうメールがきたのか、どんな内容の電話がきたのかなどを細かく聞かれた。
きっと、何かしらの報告をしなくてはいけないのだろう。
家族全員で巣籠もりをしなくては
自閉症の長男、中学校に行くの話⑩
学校に1日中居れるようになって2週間が経った。
嫌がらずに学校に行けている。
クラスメイトの話もしてくれるようになった。
先生の話だと学校でも楽しそうに過ごしているとのこと。
良い感じだ♪この良い感じのところにコロナウイルスが我が家を騒がせる事になる。
火曜日の夕方、学校からのメールがきたのが始まりだった。
『本校の学校関係者に新型コロナウイルス感性症の疑いがあることが判明しました。
自閉症の長男、中学校に行くの話⑨
GWも過ぎて、中学校に1日居れる事が多くなってきた。
帰ってくると、疲れてゴロゴロ寝っ転がることは多いが、変わった様子はない。
「社会の授業はゲームがあって楽しい。」とか
「給食は春雨サラダだったよ。」とか
学校の事も話してくれるようになった。
クラスメイトとも仲良くなってきたみたいだし、学校に楽しく通えていることが親としても嬉しい。
やっぱり、慣れるまでに時間はかかる息子だけれど、楽しい
自閉症の長男、中学校に行くの話⑧
中学校に通いだして2週間目となる月曜日の朝。
起きてきた長男の顔がどことなく暗い。
ご飯を食べた後もゴロゴロしている。
これは学校に行きたくないんだろうなー、と察する。
父親が仕事に出て行った後、
「今日、4校時終わったら帰ってきていい?」
そうか、1日居るのが嫌だったのね。
「金曜日頑張ったもんね。うん、いいよ。」
本当は、給食までを食べてきてほしいところだけれど、自分で決めたこ
自閉症の長男、中学校に行くの話⑦
息子が中学校に行き始めて、1週間が経った。
まだ、給食を食べないで午前中で帰ってくる。
私は、朝、嫌がらずに学校に行くようになっただけでも◎良しとしていた。
授業が始まり、勉強に遅れが出てしまうのは不安ではあるけれど、今は息子の意思を尊重して、頑張れる分だけ、頑張っておいでと見送るのが日課になった。
しかし、そこをあまり良く思わない夫は、息子に
「もっと、頑張れ!」
と言ってしまう。
私は
自閉症の長男、中学校に行く➄
中学校3日目の朝、初めての自転車登校。
息子と仲良しの友達と2人での登校だ。
この友達がいなかったら、息子は朝から登校することができなかっただろう。
「智也が一緒に行かないと泣いちゃうから。」
そんなことを先生に言って、朝から登校することを決めたと聞いて、嬉しくなった。
友達を思いやる気持ちが、息子の行動に繋がっている。
他の子を思いやれる子で良かった。
7時40分、元気に家から出発。
顔
自閉症の長男、中学校に行くの話➃
入学式の翌朝、学校に行きたくないとぐずる息子。仕方なく、学校に電話をして、ありのままを伝える。
電話口に出てくれた先生は、よくあることだという感じで心地良く応対してくれた。
数十分後に担任の先生から電話がきて、
「どうですか?雄大君、少しでも来れるといいんですけど。でも、無理はしないように。」
と言ってもらった。
初日から休んでしまうのは、この子の為にも良くない気がした。
「少しだけでも行って