私の父が英語学習に失敗した理由

私の実家は自転車屋さんです。

自転車ビルダーの父が
お客様の要望を聞きながら
1台1台、自転車を作っています。

小さなお店なので
自転車作り、修理、接客と
なんでも自分でやっています。

そんな多忙な父が
20年ほど前２つの新しいスキルを
身につけようと勉強をしました。

パソコンと英語

海外のお客様が増えたのと同時期に
パソコンが普及し始めました。

父は「はじめてのパソコン」という
ビデオ講座をみて勉強し始めました。

「あれ、どうだったっけ？」と言いながら
１本指でキーボードを押しつつ練習。

家に帰ったら
枕元には複数の英語のテキスト。

そして、数年後
どうなったと思いますか？

パソコンに関しては
メールとネット検索を
日々の仕事に役立てていました。

お客様からの問い合わせに
メールで対応できるようになって
ビジネス環境がガラッと変わりました。

一方、英会話の方は
残念ながら何も変わらなかったのです。

外国人の方が来店されると あたふたする
そんな状況が続いたままでした。

「せっかく来てくれた海外の方と話したい」
「イタリアの自転車レースを見に行きたい」
「ハンガリーの自転車チームに挨拶したい」

英語が話せるようになりたい！という
強い動機はあるのに、です。

パソコンと英語
２つのスキル習得には
どんな違いがあったのでしょうか

それは、「目標設定」です。

パソコンは始めから
「ビジネスに必要なメールとネット検索だけ」
この２つに絞って勉強。

ところが英語は
・すぐに使える英語フレーズ
・英語eメール攻略
・ビジネスのための英語実例集
テキストをたくさん買いました。
どれも少し進めて挫折。

自転車関連の本のそばには 英文ビジネスレター・eメールの本たち

勉強を始める前に結果が
決まっているのです。

自分の必要なスキルを見極めて
そこから逆算して勉強することを
絞っていく。

これが習得の決め手。

忙しい毎日、限られた時間で
英語を身につけたいなら
まずやってほしいのが

「あなたのビジネスを語るのに必要な英語」

に目標を定めること。

あなたの英語の目標、絞り込めていますか？

20年前、私自身が英語を必死で学んでいた時、
父も英語にチャレンジしたことがあったのです。

あの頃、何もできなかったから
いま、同じような状況で悩む方が
英語力をつけて自力で海外の取引先と
やり取りができるようにサポートしています。

今日は私の仕事に対する想いを少しだけお届けしました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。