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【日本語教師】新しいキャリアを始めて気がついたこと

こんにちは。
日本語教師1年目の ながき れいか です。

5月から日本語学校の補習クラスで
週1回2コマの授業を担当。
1か月たって、電車で通勤したり
教案を作ったりすることに慣れてきました。


「初めての場」に飛び込むのは、
ほぼ10年ぶり。

長らく在宅勤務なので最初は
「忘れ物したら…」とか「曜日間違えたら」
小さな心配があったけど
1か月で新しい環境にも少し慣れ
純粋に「楽しいな」と思える時間が
増えてきました。


この1ヶ月を振り返って思うのは

「自分に合ったことをする大切さ」

これまでは
新しいことに挑戦する、
色んなことをやってみる、ことが
「楽しいな」と思っていたのですが、

自分に合ったことをする、
自分ができることで人の役にたてる、と
心の奥のほうから喜びが湧いてくる。


そんな経験ができたことに感謝しつつ
日本語教師としての1ヶ月を振り返ります


わたしが担当するのは補習クラス。
「1回学んだこと」を確認してから、
会話練習を中心に授業をします。

このクラスを担当させてもらえて
本当に良かったな、と思っています。


「なんとなく知っていること」をするので
少しヒントを出すと

「あ〜、アレね」

と、みんなが勝手に思い出してくれる。

思い出せない人がいても、
生徒さん同士で説明し合ってもらえる。

これは簡単な日本語のみで日本語を
説明することに慣れていない新人には
本当にありがたい。


そして、生徒さんの説明を聞いていると
とても勉強になる。

「短い言葉で端的に」

頭では分かっていても、ついつい
ずらずらと説明してしまう。
自分が自信がないときほど、
ズバッと説明できないことが多い。

リズムよく、ポンポンと短い言葉を
重ねると相手に伝わりやすい。


これは「教える」に限らず、
普段のコミュニケーションでも心がけたい


このクラスは会話練習が中心なのも
本当にありがたい。


英語講師・コーチを長くしてきて
自分もフランス語を学んでいて思うのが

「言葉のキャッチボールがしたい」

その想いで外国語を学ぶ人が多い。


言葉を交わすことで、
自分を知ってもらって、
相手のことを知って、
新しいことに触れる。

その喜びやワクワクが好きな人が
外国語を学んでいる人には多い。
もちろん私も、その一人。

だから、会話練習が大好きです。

この文型を練習できる楽しい会話活動は?どんどん話したくなるトピックは?
もっと相手に質問したくなるネタは?

と考えながら教案を作っています。


わたしは会話練習の授業が得意です。

書いていて「得意です」って
すごい直接的だな、と思うのですが、
「得意」以外の言い方がわからない。

終わったときに
「あっという間だった」
「楽しかった」
「もっとやりたかった」
そんな気持ちになってもらえる活動が
頑張らなくても自然とできる。
なんかいいムードが作り出せるのです。


これは「得意」なんだと思います。


得意なことを使って新しいことに
挑戦できている今が
とても ありがたいです。


「初めての場」に飛び込んで1ヶ月。

大きなソソウもなく無事に過ごせた。
たくさんの学びと喜びをもらえた。

それは、

自分に合ったことをする場だったから

イチから日本語初心者を教えるんだったら
ヒーヒー言っていたと思う。
得意な会話練習だったから
ワクワクしながら取り組めたと思う。

自分ができることで人の役にたてる、
そう感じながら授業ができる場を
いただけたことに感謝。


こんな気づきがあったのも、今まで
「自分に合わないこと」と散々やってきたから

その時は「今はコレをやるしかない」
そう思い込んでやってた。
「もう少し続ければ良くなるはず」
そう言い聞かせて頑張ってた。

そんな苦い想いも少しずつ手放して
これからは
「自分に合っていること」をしていきたい

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。


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