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海外展示会に参加して見えたこと 第2話

昨日書いた記事の続きになりますので
もしよければ第1話もご覧ください。


前記事を簡単にまとめると
- 通訳つきで東南アジアの展示会に参加した生徒さん
- 感想①思ってより聞き手は頑張って理解してくれる
- 感想②会話を始める決め台詞があると心強い
今日は、あと2つの感想について書いていきます。



3)聞こえないのは話せないより辛い


渡航前、限られた時間で準備をする中で、
まず初めて出会った人に
自分の言葉で会社や商品を紹介したいですね、
ということになりました。
それ以外のところは通訳さんに頼む前提で
いたので、
「伝えたいことが言えない」という課題を
感じて帰ってくるかなと思っていました。

ところが

「相手が理解してくれようとしたから、
思った以上に言いたいことが伝わった」
「もっと話せるようになりたい、と思いました」

とてもポジティブな経験をされたようです。
「スピーキング」っていうと
1人で話さなくちゃいけない、みたいに
感じますがコミュニケーションは
お互いに協力して成立させてる
んだな、
と大切なことに気がつかせてくれました。

1番困ったことは「聞き取れないこと」
だったそうです。
何回か聞き返すと相手の人が
通訳さんに説明を始めてしまい、
それで情報伝達はできるけど
ワンクッション入ることで
ライブ感のあるやり取りができなくて
残念だったそうです。

逆に自分の言葉が相手に
通じなかったら、
- 違う言い回しを試す
- 声のボリュームを上げる(これで解決すること多々あり)
- フレーズごとに区切って言う
などなど現場で工夫できることが
いくつかあります。

でも「聞き取れない」ってなると
聞き返すこと以外に
その場でできることって
ないですね。

しかも言いたいことについては
的を絞れば短時間で
できることが結構ありますが、
聞き取りに関していえば
英語の音声を学ぶことが
必要なので
付け焼き刃での対応は難しいです。

「聞き取れないと、あーダメだ、となってしまった」

当たり前のことですが、
相手の話を聞けることって
大切ですね。

英語で商談ってなると、つい
相手に伝えることばかりに
目がいってしまいます。

しかも普段から
日本人はスピーキングが苦手という事実に
大きな課題感を持っているので
話すこと、伝えることに
前のめりになりがちですが、
聞き取る力もしっかり育てたいです。

4)自分の商品を見る新しい目

最後の点は英語には関係ありません。
でも、とても興味深い視点を教えていただきました。

商品の紹介をしたとき、
自分が強調したい性能じゃない所に
興味をもってくれる人が多くて
気がついていなかったアピールポイントが
発掘できたそうです。

また、定番商品から
コンパクトなサイズで展開させていたシリーズに
ガーデニングやDIY(日曜大工)用に
大きい商品も作れないかと相談をもらったそうです。

「自分の商品を見る目が新しくなった」

私自身も人と話すことで
考え方がどんどん磨かれて
いく感覚を感じることがよくあります。

外の視点を知ることで
近すぎて見づらくなっている部分に
目を向ける機会が持てることって貴重ですね。

来年の展示会が今から楽しみです!

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