【読書感想】わたしたちは銀のフォークと薬を手にして/島本理生
[ネタバレを含みます]
知世は素直で健気な女性で、椎名さんは優しくて穏やかで、そんなふたりの関係性がとても羨ましかった。
タイトルが気になりつつも手に取った本だったが、「薬」とはエイズのことだったのは驚きで。でも、そんな大きな病気を抱えながらも、幸せが溢れるふたりの描写が本当によかった。
とくに最終章の石垣島での旅行が、読んでいるこちらも本当に幸せで、ゆっくりと大切に読んだ。
私も、知世と椎名さんのようなささやかで揺るぎない幸せを手にしたい、そう思った。
◆読了日
2022年6月1日
◆読んだキッカケ
書店で見かけて。装丁とあらすじが気になった。
◆あらすじ
◆覚えておきたいこと
◆おすすめポイント
アラサーの私には、主人公たちの恋愛模様に共感ばかりのお話でした。大きな秘密を抱えながらも、知世と椎名さんの穏やかで微笑ましい関係性にとても憧れ、キュンとしました。ここ最近で読んだ恋愛小説の中で一番お気に入りです。
◆おすすめ度
5/5
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