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終戦日

8月15日は終戦日だ。76年前に日本はポツダム宣言を受諾し、太平洋戦争が終結した。それ以来、日本はどこの国とも戦争をしていない。ただ、朝鮮戦争の軍事特需を受ける等戦争で儲けたり、さらにはアメリカのような同盟国の戦争に手を貸したりしたことはあるからあまり外国に対して胸を張ることは出来ないのだが……

ところで皆さんは太平洋戦争における敗戦のことを何故“終戦”と言うのか疑問に思ったことはないだろうか?
例えば663年(天智2年)に起きた白村江(“はくすきのえ”、もしくは“はくそんこう”)の戦いでは日本は百済側に加勢して新羅に敗れたから敗戦だが、終戦とは呼ばれていない。

2015年に公開された映画の『日本のいちばん長い日』では陸軍大臣の阿南惟幾(役所広司さん)が敗戦ではなく“終戦”という言葉を使うことに拘るシーンがある。
一見すると若い将校達に対して事実上の敗戦であることを誤魔化そうとしているようにも見えるのだが、「このまま戦っても負けてしまう。これ以上被害が拡大する前にもう終わりにしよう」という意味もまた強いようにも思えるシーンだった。

では、現代において“終戦”という言葉を使い続けるのは何故だろうか?

これはあくまでも僕の考えだが、「戦っても勝ち目はない。多くの命を失うことになる」「勝ったとしても甚大な被害が出ることは明白だし、日清戦争の後に日露戦争に至った時のようにさらに多くの国と戦わなければならなくなる」という状況は現在も続いているように感じるのだ。

ならば76年前の“終戦”を今後も尚継続していかなければ、そして出来ればそれを世界中に広めていかなくてはならないのではないだろうか?「もう二度と戦争をしない」「過ちを繰り返さない」という真の意味での“終戦”を最終的には達成することが現代を生きる僕等には求められているのではないだろうか?

自分で言っておいてあれだが、途方もない目的だ。だが、「無理」と諦めた瞬間に“終戦”は虚無と化してしまう。

だからまずは“僕等に出来ること”からやっていくことが求められる。
“僕等に出来ること”は何か、僕が参考にさせて頂きたいと思ったのがこちらの2つの動画だ。

https://www.youtube.com/watch?v=v7hBMjCtw0w&t=3s
ふるぎつねさんの『☆Pray For ISTANBUL☆ Drawing of Bilingirl MANGA』では心から平和を願う気持ちが綴られた文章と現地の人々の笑顔が描かれたイラストが印象的だ。

https://www.youtube.com/watch?v=ysQATN-1MiM
mainaさんの『青い空は / song by maina』では反核運動の中で生まれた『青い空は』という歌を通して戦争の悲惨さと平和の尊さを発信されている。

戦争に反対し、平和を願う気持ちをYouTubeで動画にしたりその他のSNSで発信することは非常に有意義だ。もちろんふるぎつねさんが言われるようにSNSは非常に安直なツールであり、悪い方向に働いてしまうこともある。しかしかつてのアイスバケツチャレンジのように良い方向に働くこともあるのではないか?せっかく使えるツールがあるのなら使ってみても良いのではないか?と僕は思っている。

https://www.youtube.com/watch?v=dq6yrs0JPeI
……残念ながら僕の動画は上記の御2人の動画と比べると非常に稚拙な感じになってしまってはいるが……

このnoteを見て下さった方に「争いをなくすために“僕等に出来ること”」について考えて頂ければ幸いだ。

僕は今回noteにまとめるという形で“僕等に出来ること”を実践してみたつもりだが、次は何をすれば良いだろう?また考えていきたいものだ。

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