心がほっこりしました
友だちの朴京守(ぱくきょんす)さんから絵本をいただきました。
これまでも友だちから本をいただくことはありましたが、絵本をいただくのは初めてです。
タイトルは『おひさまは、ねつがあるからうごかないの?』です。Kindle作家でもあるきょんすの初の絵本だそうです。
イラストはイラストレーターさんに書いてもらっているみたいですが、表紙を見ただけでも心がほっこりします。
この絵本はまもるくんという幼稚園に通う男の子と、お母さんの心温まるお話しです。彼の理想の母親像を描いたものだそうです。
詳しくは本書にゆずりますが、熱が出て幼稚園をお休みするまもるくんと、それを看病するお母さんという、ごくありふれた場面を切り取ったお話しです。
幼稚園生ならではのまもるくんの素朴な疑問を、お母さんがあたたかくそして優しく包み込むようなやり取りに心が癒されます。
なるほど、たしかに彼の理想の母親像なのかもしれないと思わせてくれます。
本書のまえがきやあとがきでも触れていますが、彼は家庭環境に恵まれていたわけではありません。
だからこそ、誰よりも人の痛みがわかるし、世界に優しさを届けようとしています。
僕も小さい頃に母親からの愛を充分にもらえずに育ったので、彼の想いがわかるような気がします。
本には著書のエネルギーが込められているといいますが、ほんとその通りだと思います。
イラストも見ているだけで、母と息子の幸せなひと時を思い起こしてくれるような優しさが伝わってきます。
彼の優しさと人柄がこの絵本から伝わってきます。普段、絵本なんて読まないという大人の方にこそ、おすすめです。
スキルや知識を身につけるための読書もいいですが、たまにはこういう心がほっこりするような絵本もいいと思います。
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