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人生をサバイブするために必要な、3つのHABA。

ここ最近、「HABA」の偉大さを痛感している。

状況をより良くしてくれるキッカケは、いつだって「HABA」がもたらしてくれる。

本日は、そんな「HABA」の活用術をご紹介する。

コミュニケーションを劇的に改善する「HABA」

コミュニケーションで起きる問題は、「相手」のことを正しく理解していない(あるいは、理解しようとしない)ことが原因であることが多い。

特に、慣れていない・焦っている・不安など、自分に余裕がないときは要注意。そういう時は、一旦立ち止まって、相手の「HABA」を広げて考えよう。

例えば、こんな感じ。

相手 = 上司 (+ その先の上司 + さらにその先の顧客)
相手 = 担当者 (+ その先の上司 + さらにその先の顧客)
相手= 顧客 (+ その先の上司 + さらにその先の顧客)

コミュニケーションの影響範囲(HABA)を広めに設定し、関係する人物を洗い出し、それぞれの立場を想像する。

相手①の、先にいる相手②、さらにその先にいる相手③まで想像する。

それくらいの広さで全体像を捉えておくと、
「この人の上司は、◯◯を期待してるのかな」
「この人が□□すれば、その先の顧客もきっと喜ぶな」
など、考えなくてはいけないそれぞれの立場が掴みやすくなる。

相手①だけでなく相手②③まで想像できたとき、本当の意味での相手の立場を考えた行動を取ることができるのだ。


課題解決の質を高める「HABA」

課題解決とは、「誰か」の「何か(課題)」を解決すること。
ただ、社会課題のような大きな課題になると「誰か」の部分がとても曖昧になる。地球とか、人類とか、日本とか、ターゲットが大きすぎる故、解決策も具体性に欠けてしまうことがある。

そういう時は、「誰か」の部分の解像度に「HABA」を持たせよう。
例えば、こんな感じ。

地球 ⇄ 日本 ⇄ 東京湾
社会人 ⇄ テレワーク勤務者 ⇄  テレワーク勤務の20代社員
学生 ⇄ 就職活動中の学生 ⇄  サマーインターン参加者

右に行けば行くほど、解像度が高くなっているイメージ(=ターゲットがより具体的になっている)

解像度に「HABA」を持たせてコントロールし、適切なターゲットを設定する。そうすれば、手触り感のある課題解決をすることができる。

(ただし、解像度が高い=ターゲットが狭ければ良いというわけでもないので注意)


より良い判断をするときの「HABA」

判断とは、ある事柄について自分なりの考え(意見)を定めること。
世の中には、正解が1つではない複雑なことが多い。何を基準に判断をしたらいいのか、悩まされることも多いだろう。

そういう時は、判断軸の「HABA」を設けて、物事を捉えてみると良い。
例えば、こんな感じ。

長期 ⇄ 短期
質 ⇄ 量
コスト高 ⇄ コスト低

このように、相反する2つの観点を複数並べ、現状の目的に沿って何を優先して判断すべきかを考える。

例えば、
「長期的に質を高めることを最優先に判断する」
「短期成果を優先するが、感情面を考慮も怠らない」
など。

複数の観点を組み合わせた「オリジナルの基準」を作ることで、自分の判断に軸ができる。
これがあると、相手に説明をするときにも意図が伝わりやすく、建設的な議論がしやすくなる。


結局、全ては視点の「HABA」に辿り着く

今回ご紹介した、立場・解像度・判断軸という3つの「HABA」。実はこれ、「視点の幅」と言い換えることもできる。

ちなみに、「HABA」としつこくローマ字で書いてきたのは、「幅」と書くとインパクトに欠けてしまうという思ったから。
それくらい「HABA」は、思考に大きなインパクトを与えるものだから。ちょっとでもこだわって扱いたかった。

視点のHABA(幅)が広がれば、思考のHABA(幅)が広がる。

これって、すごい効果だと思いませんか。

今回ご紹介した3つのHABAのサマリー

コミュニケーションも、課題解決も、判断も、行き詰まることがあれば今日ご紹介した「HABA」を思い出して乗り切ってほしい。

しかし、「HABA」の効力は、それだけに止まらない。

質問力を高めたければ、相手の思考の幅を広げるための質問をしてみてほしい。

発想力を高めたければ、今考えているアイデアの真逆の思考をしてみてほしい。

良いプレゼンテーションをしたければ、論理と感情の振り幅を最大に広げてみてほしい。

「HABA」は、俯瞰的に物事を捉えたり、可能性を広げる手助けになるスペシャルなキーワード。

覚えておけば、きっと役立つ時が来る。

この記事を読んだあなたの人生が、「HABA」のある人生になりますように。


= お わ り =

最後まで読んでくださり、ありがとうございました☺︎

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