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何も書けなくなったので強制的に家事を代わってくれる彼の話を


なんか妙に落ち着かないんですよ。新しい仕事を始めるからもそうだろうし、息子の手術もあるし(重たくないです安心して)、両家顔合わせの日程も決まっちゃってね、イベント盛りだくさんなんです。食べ物の秋とか読書の秋とか言いますが、今年の私はイベントの秋って感じがしますね。


今年が終わる前にやることやらなくちゃ?!って思ってたものが一気に押し寄せてきたみたいで笑っています。私はいつも土壇場であたふたしています。計画性って言葉と縁がなかなかありません、あるといいんですけどね。計画性との縁。


でもまぁ持って生まれた気質なのでそれもまた仕方ないなぁと諦めてます。ちなみにこれから結婚する彼(多分年内かなぁ)は時間管理がめちゃくちゃうまいんですよ。


私の周りは私を含めて時間管理が苦手な人が多かったんです。だからお互い許し合ってアハハ〜遅れた〜アハハ〜で済んでたんですけど、彼とはそうはいきません。久しぶりの逢瀬で私が迎えに行く場所を間違えて遅れたり、連絡もせずに呑気に遅れた飛行機から降りるとちょっと不機嫌でした。


楽しみに待ってくれていたんでしょうね。ありがたいことです。けど人為的なミスってあるじゃん…?私はミスする方じゃん…?って密かに思っていてちょっと息苦しさを感じてました。


こんな人だったらお出かけ前の準備が遅れたら怒りそうじゃないですか。何やってるの?って詰められそうじゃないですか?怖かったんですよ私も正直。彼はちゃんとしてる感じがあるから。


けど蓋を開けてみたら出かける前に私が家事してたら代わってくれるんですよ。私はそれを断るんです。「もう少しで終わるから、終わったら準備するから待って」と。


「準備に時間かかるでしょ、いいよ僕はすぐ終わるから」って言ってくれるんですが、私は頑固でして途中までやった皿洗いを最後までやり遂げたい。洗った食器の置き方も違うし、途中から代わると彼は洗い物をしづらいかもしれない。そんな小さなストレスを感じさせるんなら「すぐ終わるから私がやるよ」と言ってしまうのです。


けど「いいから」と代わってくれます。最近気づいたんですけど、彼はお出かけ前の手助けするときに一切引かないんですよ。めちゃくちゃしっかり断っても絶対代わるんですよ。これが洗濯物でも一緒です。


洗い物するの遅かったかなぁ、なんて思いながらもお言葉に甘えて準備すると間に合うんですね。あらやだすごい。時間管理がすばらしい。


ある日は出かける前にスマホを触ってたら「れいこさんはそろそろ準備したほうがいいよ」と彼が言います。まだ時間あるじゃん、って言い返したけど「いや、早めのほうがいいよ」というので渋々従います。すると早めに準備したと思ったらあれこれやって出発予定時刻ぴったり。ねえ!ちょうどよかった時間!と伝えると「やっぱりね」と言います。なぜ分かるんだろう。


私は自分で家事をやりたいんですよ。だから頑固に断るんですけど、最近はそのやりとりがめんどくさいんでしょうね。カタコトで命令してくるようになりました。


「オマエ、ジュンビスル。」そう言いながら家事を代わろうとします。クセで断ってしまうと「オマエ、ハヤクスル。」と怒られます。行動はめちゃくちゃ優しいんですけど、なんでカタコトなん?カタコトじゃない方が素直に感謝できるんだけど…、と伝えても「オマエ、ジュンビ。」とだけ言い返します。ちょっと怖いです。でもめっちゃ助かります。人のことは言えませんが変な人なんですよ。


なんでも自分でやりたがる私を強制的に手伝う人なんていなかったので最初は居心地が悪かったのですが"いるときはやって貰えばいいのか"と他人を頼る幅を少し広げることができました。


時間に厳しい人と暮らすって居心地悪いかな〜、、と心配してましたがそれは間違いで、私の時間管理をしてくれる頼もしい存在になりました。逢瀬のとき以外時間で不機嫌になることはないので、楽しみにしていてくれたんでしょうね。「この時間になったら…!」みたいな。そう思うと犬みたいで健気ですよね。


いつのまにか今日何も書けないわ、って話から彼の時間管理がすごいのと手伝い方のクセが強い話に代わってましたね。これもまたこれでいいか。面白い人なんですよ、彼。思い出すとつい書く手が止まらなくなりますね。これは愛でしょうか。愛ということにしておきますね。


どうでもいい話に付き合ってくれてありがとうございます。もし頑固な相手の家事を代わりたいならカタコトで命令するといいよってことは伝えられるんですが、誰の役にも立ちそうもないですね。まぁいいか。




ありがとうございます。味の素の冷凍餃子をきゃぴるんるん食べます。