「 拘束された魂 」

私の魂は 拘束されたままだ

あの時からずっと．．．

貴方から受けた心の傷が疼く

幼い私はなぜ殴られたのか理解出来なかった

拘束された魂

あの日からずっと心の時間は止まったままだ．．．  

今でも鬼の形相の貴方の顔が焼き付いている

ねぇなんで殴るの？？

怖いよ  

助けてとも叫べなかった  

幼い私には理解不能の怒りに怯えて暮らしてた

私は貴方のサンドバッグじゃない

貴方が酒を飲む程

どんどんパワーアップする虐待

だから私には楽しい記憶が無い  

拘束された魂が悲鳴を上げ続けてる

辛い記憶しかない私には

普通の人達が眩しく映る

貴方が創り出した有刺鉄線で囲われた家

辛い記憶が時折Flash backする

チカチカと頭の中で赤色灯が明滅する

幼い私には非力で逃げる事等出来なかった

そんな踠き苦しむ私を見て貴方は楽しかったの？？

貴方は私に呪いをかけた

負の連鎖と言う呪い．．．

痛みという名の恐怖政治は苦しみしか産まないのに．．．

ねぇそんなに私が憎かったの？？

今ではもぅ答えを聴く事は出来ないけど

魂のカケラは何時の間にか砕け散った

跡形もなくバラバラに

其処迄するという事は

どんだけ私が憎かったの？？

創られた偽物の愛情

苦しむ私を見て貴方は楽しんでたの？？

歪んで歪な愛情ならもぅお腹一杯だよ

貴方の暴力

父という名の貴方から受けた傷は一生治らない

母も祖母も止めようとしないただの傍観者

助ける気がないならなんで

私を産んだの？？

そんな疑問が頭の中をグルグル回る

おかげで私は社会不適合者だよ？？

どんだけ足掻いたって負の連鎖から逃れられない

お陰で泣く事すら出来なくなった

喜怒哀楽の中から哀が消え去った

拘束された魂の後遺症

そんな何処か欠けた人間はきっと

要らないよね！！！

今すぐにでも貴方から貰った名前と体を捨て去りたい

名前は捨てられるけど 流石に体は捨てられない．．．

でもいつか死ぬ日が来るのを楽しみに待ってる
 
その時に総てを解き放てるから

その時に言えるのは

この世界よサヨウナラなだけだ

                                                 Fin