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中2から今まで400以上の詩をつくってきた。

――僕は詩をつくってきたこれまでの歴史を易々と終わらせるつもりはなくって、今後も自分の強みにしていきたいと考えています。いくつか企んでいることがあるんですが、その一つを紹介しますね。


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「中2から400以上の詩をつくってきた」というテーマで話していこうと思います。

毎月最終日には、僕の過去のことをつらつら語っていますが、今月もその日がやって参りました。すっごく個人的な話ですので、あらかじめご了承ください。


◆詩を書き始めた14歳


3月から4月にかけて、よく詩の投稿をしていました。これまでに綴ったやつもあれば、新しく綴ったものもあります。少なくとも、僕が納得した作品だけを投稿しているので、お気に入りの詩ばかりです。


僕が詩人になったのは、中2のとき。

その頃はよくJpopを聴いていて、自分も曲をつくりたいと考えたんだと思います。でも、自分は楽器もできないし、音楽をつくる技術がなかったから、とりあえず歌詞を書こうってなって。

そう、だから、詩といいつつ、どちらかといえば、歌詞に近いんですよね。その狭間の「歌詩」という表現が言い得て妙かもしれません。

学校の120周年の記念品だったかな、プレミアムなノートをもらい、その使い方に困っていたんですが、結局そこに詩を書き溜めていくことになりました。


最初に綴ったのは、「Human」ってタイトルの詩でした。

ノートとは別でパソコンに保存してあったので、この際だから怖いものみたさで覗いてみました。

信じ合えるのがHumanヒトなんだ
笑い合えるのがHumanヒトなんだ
時に 傷つけあうのがHumanヒトなんだ
愛し合えるのがHumanヒトなんだ

ここがいわゆる「サビ」で、このフレーズが思い付いてから前後を考えていったような記憶があります。

このサビのフレーズに関しては、今でも「ああ、なかなかいいんじゃない?」と納得できるので紹介しましたが、他の部分はつっこみどころが多いし、何が言いたいのか理解が難しいので、公開しません。機会があればどっかのタイミングで(笑)
#でもHumanと書いてヒトと読むな
#今の僕が好きじゃないやつ


◆タイトルを決めてから書く


その頃の僕のスタイルは、何かひとつ単語を選んで、タイトルに据えて、そしてそこからどんなメッセージに辿り着けば綺麗かな、とあれこれ考えて詩を書き始めていました。


僕がよく思っていたのが、自分だけの辞書をつくるような感覚で詩を書いていました。「Human」という単語にはどんな意味をつけようか、どんな物語を込めようか、その思考の果てに詩ができるのです。

だから、あの頃つくっていた詩は全て1単語。1冊に50作品載せていたんですが、本当に辞書みたいでした(笑)


僕は自分の作品を誰かに見せるときに生じる羞恥心は、母親の羊水のなかに捨ててきたので、生まれてからこのかたためらったことがないんですよね。今となっては駄作と思える作品も、そのときは傑作と勘違いして得意顔で友達とかに見せていました。

その影響もあり、クラスメイトからタイトルリクエストを受け、そのタイトルで詩をつくることもありました。でき上がったら、「こんな感じになったよ~」と見せに行って、「いいじゃん!」って評価してくれる。

自分の作品がコミュニケーションツールになっていることが嬉しくて、中学時代はひたすらそんなことを繰り返していました。


◆僕の詩にメロディが乗った日


詩を書き始めてから1年が経った頃、僕にとって特別嬉しい出来事がありました。中学3年の4月の頃です。


そのとき僕は、その年の1月29日からお付き合いを始めた人がいました
#なんで覚えてるんだよ
#ちょっと気持ち悪いよ

で、その子との3カ月記念日が4月29日、昭和の日だったんです。「記念日だからどっか行こう!」ってことになり、東京池袋で遊んでいたんです。
#あれ昨日じゃん
#別に狙ったわけじゃないよ


でね、とっても楽しかったから、今日のことを忘れたくないと思って、詩を書いたんです。デートの前日の夜から当日、そしてバイバイして一人で家までの帰り道を歩く夕暮れ時までのことを、詩に綴ったんです。


僕の実家近くには歩道橋があって、そこからの景色が好きなんです。その日も、わざわざ歩道橋に上って地平線へと帰る夕陽を目に焼き付けました。その景色が綺麗だったから、その詩のタイトルに『Twilight』という名を与えました。


後日、僕はできあがった詩をメールで送ったところ、なんと、彼女が曲をつけると言ってくれたのです。彼女はピアノが上手で、歌もめちゃくちゃうまかった。普通にカラオケで96点とか出しちゃう歌姫でした。


二週間くらい後だったかな、少ししてから、学校からの帰り道、二人でおしゃべりしていると、『Twilight』の話になりました。

僕は気になったので、どんな感じなの?と訊きました。そしたら、彼女がAメロのフレーズを口ずさんでくれたのです。


そのときの感動は忘れられません。


たった1フレーズだけだったのに、危うく泣きそうになるくらい心の琴線に触れるメロディーライン、そして歌声だったのです。


そんなこんなで迎えた僕の誕生日。6月30日は平日だったので、その前の休日に出かけたと記憶しています。たしかそのときは上野周辺にいた気がします。ランチのときに誕生日プレゼントをもらっていたんですが、デートの最後に立ち寄った公園のベンチに座って、「プレゼントがもう一つあるんだよね」とのこと。


歌のプレゼントでした。
Twilightを歌ってくれたのでした。


もう感動という言葉じゃ及ばぬほど、身体も心も揺さぶられ、幸せの涙を流したことを覚えています。あれほど嬉しい誕生日プレゼントは前にも後にもありませんでした。


◆僕の詩がレコーディングされる⁉


中学卒業を一区切りに考えていたんですが、高校生になってからも詩の創作は続きました。軽音楽部に入って、少し音楽のことが分かってきたので、より曲がつくことをイメージして詩を綴っていました


高校生の頃は既に、自分が良いと思う歌詞を書けるようになってきていたので、より楽しく創作していたことを思い出します。

以前に公開した『Stage』という詩は高1のときの文化祭のクラスのテーマソングになり、『Blue』という詩は高2のときの文化祭の公式ソングとして後夜祭で披露しました。
#作曲は別の人
#僕は作詞とギター


大学生になってからも時折詩を創作しています。14歳から始まった詩の創作は20歳を超えた今になってもなお続いており、ちゃんと数えたわけではありませんが、400を超えていることは確かです。


僕は詩をつくってきたこれまでの歴史を易々と終わらせるつもりはなくって、今後も自分の強みにしていきたいと考えています。いくつか企んでいることがあるんですが、その一つを紹介しますね。


実は今、僕の友達にお願いして、曲をつくってもらっているんです。その友達はバンドを組んでいて、一応CDを出しているんです。というわけで、レコーディングもしてくれるそう。

これまで曲をつくってもらうことは何回かありましたが、レコーディングまでしてくれるのは初めてのことです。なんと、明日の5月1日、スタジオに入ってレコーディングするらしいのでワクワクしています。
#あれ明日じゃん
#別に狙ったわけじゃないよ
#二回目


どんな感じに仕上げるのかな、にやにやして眠れません(笑)

ちなみに。
うずうずして仕方がないので、曲のタイトルだけお伝えしますね。



『初めましての恋』



最後まで読んで下さりありがとうございました。

【#304】20220430 横山 黎



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