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【詩】『ふたりぼっち』


ふたりぼっちって言葉が似合う僕ら
寄り添って くっついていても 孤独の中
完全にひとつにはなれないけど
大切なものほど 儚く 脆いけど


手探りで 不器用に 見つけにいくよ
指先と 舌先で 僕らだけの証を

世界中の誰もが僕らを 拒んでも 嘲笑っても
ふたりぼっちの絆があれば 生きていける

時のスピードは日増しに加速するから
止まってたら 冗談抜きで ふたりぼっち
簡単に関係は壊れちゃうから
抱きしめることさえ 時にためらうけど


朝闇を照らす光が塗り替えていくよ
過ちで汚れちゃった 僕らだけの秘密を

世界中の誰もが僕らを 拒んでも 嘲笑っても
ふたりぼっちの絆があれば 生きていける


小さな傘の下で 僕ら 互いに肩を濡らして
時代の雨は強すぎるから 笑顔も滲んでいく

世界中の誰もが僕らを 拒んでも 嘲笑っても
ふたりぼっちの絆があれば
傘なんてもういらない

誰も知らない永遠を探しにこれから旅に出ようか
さあ 手を繋いで 陽のあたる道を

ずっと ふたりで


ーーーーーーーーーー


ふたりでいるのに孤独を感じてしまう、
ふたりぼっちのふたり。

誰かに嘲笑われてもめげない、
ふたりぼっちの絆。

それでも、時代や世界に置き去りにされて、
ふたりぼっちになっていく。

カウントダウンを数えるように日々を過ごす
そんなふたりに幸せを。




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