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君の絶対になりたかった

【#92】20210930


人生は物語。
どうも横山黎です。


作家を目指す大学生が
思ったこと、考えたことを
物語っていきます。


是非、
最後まで読んでいってください。


今回は
「僕は絶対に物語に命を削っていく」
というテーマで話していきます。


すっごく個人的な話になるので、
ご了承ください(笑)


☆コロナ禍でも忘れられない出逢いがあった


僕は今、大学二年生です。
コロナの影響で、
授業はオンラインだし、
イベントごとはどんどん潰れるし、
コミュニケーション取る機会は減るしで、
味気ない大学生活を送っています。


そんな灰色の青春に色をくれた出逢いがありました。


去年の五月ごろのことです。
あの頃はリモート交流会が流行っていたので、
ZOOMを使って何回か開いていたんですね。
同じ学科の人たちと、
トークしたり、ゲームしたりしていました。


それがきっかけで、
ある女の子と
LINEの個チャでやりとりするようになりました。


こんなことを文章にするのも
こっぱずかしいので、
詳しいことは省きますが、

なんやかんやあって、
お付き合いすることになったんです。


僕にとってはそれが大きな意味を持つ、
運命的なものだったんです。

というのも、
僕は高校のときに別れた子のことを引きずっていて、
ずっと未練を抱えていたんですね。
もう恋なんてしない……と思っていたくらい(笑)
未練がましい男なんです。
かよわい男なんです。(笑)

だから、
その未練を乗り越える未来なんて
全く想像していなかったんだけど、
意外と早くそのときが来ました。

僕のこれまでをひっくり返すくらい、
衝撃的な出逢いだったんです。



☆僕の作品を「炭酸水」と表現してくれた


じゃあ、
なにがそんなに衝撃的だったのかというと、
ちゃんときっかけがあるんです。


大学生がLINEでやりとりをしていると、
高校時代何部だったのか、
そんな話題になるのは自然なことで、
僕は素直に文芸部と答えたんですね。

それきっかけで、
彼女が作品を読みたいと言ってくれて、
手始めに短い物語をデータで送ったんです。


ちなみに、それは『ミント』という作品。


それを読んだ彼女は、
僕に感想を伝えてくれました。


「ぱちぱちしていて、綺麗で、炭酸水みたい」


僕の作品を「炭酸水」と表現してくれたんですね。

それが僕にとっては人生でトップクラスの衝撃で、
すっごい腑に落ちたんですね。


そうか、自分は炭酸水のような小説を書いてきたのか。



爽やかながらも刺激のある、そんな小説。



彼女にそれを言われたときに、
もっともっと彼女に物語を読んでもらいたいし、
感想を言ってほしいし、
これからも炭酸水のような作品を書いていこうと
思ったんです。


その日弾けた思いは、
だんだんと膨らんで、
ついには
彼女とお付き合いすることになりました。





でも、
いろいろあって、
数か月後には別れる決断をしました。


その「いろいろ」についてはおいておいて、
決して長くない時間だったけど、
彼女からはたくさんのことを学んだし、
たくさんの言葉をもらいました。

「炭酸水」というワードもそうですが、
僕の今の原動力にもなっている言葉を、
彼女はくれました。



「小説の方が向いてるよ」



何でもない言葉です。
ありふれた言葉です。
誰でも言える言葉です。

でも、彼女が言ったこの言葉には
とてつもなく重みを感じました。


当時の僕は、
YouTubeに精を出して、
毎日投稿していて、
彼女もたまに見てくれていたようですが、
彼女が動画のことを話題にすることは
あまりありませんでした。
小説のことは褒めてくれるけど、
YouTubeに関してはそうじゃなかった。


そんなとき、
彼女から「小説の方が向いてるよ」って言われたんです。


薄々分かっていたけど、
彼女から言葉をもらって、
僕はYouTubeをやめることを決め、
本気で小説の夢を追いかけることを決めました。



☆絶対


彼女との思い出の一曲に
RADWIMPSの「告白」があります。


彼女もRADは好きだったんですけど、
この曲は知らなくて、
僕がおすすめして、好きになった感じでした。


この歌には次のようなフレーズがあります。

この世界が言うには絶対なんてないけど
内緒で今 作ろうよ
(引用:https://www.uta-net.com/song/221986/)


この世界に絶対ってないんです。
100%って存在しません。


人と人との繋がりも完全なものじゃない。

絶対に別れないと思っていても、
別れる未来が訪れることは世にありふれています。


僕だって、
彼女との出逢いに絶対的なものを感じていたし、
絶対にいつまでも同じ道を歩いていくと
信じて疑わなかったけど、
その絶対は簡単に壊れてしまった。


この世界に絶対がないことを
また証明してしまった。


でも。
海が枯れることはないし、
太陽が昇らないことはないし、
地球は廻らないことはない。

海とか太陽とか地球のような、
何が起きようとも壊れない、崩れない
そんな関係になりたかった。



君の絶対になりたかった。



じゃあ、一人になった今、
僕はどんなことを考えているかというと、、。


どうすれば絶対をつくれるか。


人と人との繋がりでいえば、
僕の親友との関係は絶対的なものだと思います。
たぶん一生壊れないんじゃないかな。


あとは、自分のこと。
自分で立てた夢は、
自分が裏切らない限り、いつまでも消えずにあります。



物語に命を削りたい



そんな生き方を心掛けるようになってから、
物語のことばっか考えています(笑)


たぶん、
僕にとって「物語」も絶対的なものといえると思います。


だって、
物語大好きだし、
一生付き合っていきたいもん(笑)

※やばいやつ




話が広がり過ぎて
まとまりがなくなってしまいましたが、

結局何が言いたいかっていうと、
この世界が言うには絶対なんてないけど、
僕は「絶対に」物語に命を削っていく
ってことです。

最後まで読んで下さり、
ありがとうございました。


横山黎でした。



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