子育て①妊娠~

今でこそ、子どもたちもおおきくなってきて随分自分の時間が取れるようになったが上2人が年子だったこともあり、私の育児は本当に大変だった。

始まりは

20代前半、若くして結婚し、年子で上2人を生んだ。

夫も同じ資格を持っており、子ども好きではあった。

それでも子どもができた時、夫は驚いていた

そして泣いた


就職して1年目の秋だった。

もちろん、子どもができるようなことをしていたのは自分たち

子どももすき

でもきっと、まだ仕事を覚え始めたばかりの彼にとっては荷が重すぎたんだと思う。

俺、会社の人にどうおもわれるのかな

俺、ちゃんとお父さんになれるの??

と泣いている夫を、私は抱きしめて背中をさすった。

本当は私も心細かった。

妊娠したことはすごくうれしかった。

でもやっぱり不安も大きかった。


泣いている夫の気持ちも理解できた。

社会人になりたてで仕事も満足にできないのに

とか

給料だって新卒の給料で家族を養えるのか

とか

お父さんとしてしっかり子育てできるのか

とか、彼なりの責任感からくる涙だとわかったから。


背中をさすりながら、大丈夫、一緒に大人になろうとか

そんなような言葉をかけたと思う。



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