ベスト解体新書
ナマステ!
本日はベスト大好き芸人によるベストの歴史や呼び名、種類について解説させて頂けたら。「解体新書」なんて大袈裟に書いたが、長くなると読みにくいのでぎゅっとまとめます。ベストってあんまり着る人口が多くなくて、イメージとしても「おじさんっぽい」「固すぎる」「着こなせない」などのイメージが強い印象。
でも大丈夫。ベストは今年のファッションのトレンドにもランクインするくらい、今後流行る可能性があり、これを機に少しでもベストに興味を持つ人が増えると嬉しく思います。
まず、ベストとして思いつく代表的なものはスーツのスリーピースではないだろうか。こんな感じにジャケットの下に着るベスト。↓
正にベストという感じ。
僕も昔、ベストのイメージはスーツの下に着ているものだった。
ベストの呼び名について
まず「ベスト」とは胴着の一種だ。衣服は大きく分けて上着と下着とに分類される。胴着は元来、屋外や冬などの寒さに対して、さらに防寒や保温を目的として着用する衣服である。袖のないベストをフランスではジレ、イギリスではウェストコートとも呼ばれる。
日本では、主に袖の無い前合わせの中衣、或いはインフォーマルな上着を意味し、ベスト単品のものはオッドベストとも呼ばれる。また、明治期に袖なしの短い胴着をチョッキと呼ぶことが定着した。今でもたまにチョッキと呼ぶ人がいるのもその名残のような気がする。
ベストの歴史
ベストの登場は1666年まで遡る。当時のイギリス貴族は個性的で豪華な装いをしていた。かなり派手(笑)↓
しかし、当時のイギリスは財政に余裕がなかった。そこでチャールズ2世は倹約の方針を打ち出す。その一つが、服装の統一だった。ベスト(vest)という名称を当時の英国王であるチャールズ2世が発表し、その着用を貴族に命じた。そして、この時生まれた上着、ベスト、ズボンのスタイルは現在まで続いておりスーツのスタイルとして確立された。
スーツの歴史と切っても切り離せないベストだが、簡単にまとめるとこんな感じ。スーツの歴史についてはかなり長くなるので割愛します(笑)
現代では、ベストも形を色々と変えているのでいくつか紹介したい。
フィシングベスト
下北沢周辺でよく見かけるイメージ。古着好きの人がよく着ている。ポケットがたくさんあり、使い勝手はかなり良い。カジュアル系のファッションと相性バッチリ◎
ニットベスト
ユニクロやGUなどにもよく置いてあるイメージ。男女問わず着用可能で、カップルのペアルックなどにも最近人気。冬はシャツの上にニットベストを着るだけでお洒落になり、暖かさも兼ね備えている優れモノ。
ロングベスト
僕の写真ですみません。(笑)
レディースではよく見かけるロングベストも、最近ではメンズでも流行っている。着るだけでかなりスタイルが良く見えるが、好みは分かれそうなイメージ。フレアパンツとの相性がバッチリ。
その他色々ベスト
またまた僕の写真で申し訳ないのですが、こんな感じでジレとはまたちょっと違った形のベストもある。この形は、割とフォーマルなベストよりもカジュアル寄りで着やすい。シャツに一枚ベストを加えるだけでかなりお洒落に見えるので、是非オススメしたい。
ざっと解説してみました。自分の趣味趣向全開の記事になってしまったが、ベスト専門アパレルブランドリリースに向けて、今後も自分のベストに対する知識や考えを定期的に発信していけたらなと思っております。
ベストは、まだまだ一般のファッションでの地位はそこまで高くない気がするけど、個人的には主役にも脇役にもなれる超優秀なアイテムだと思っている。この記事が何かあなたのベストを着るきっかけになればめちゃくちゃ嬉しいです。最後まで見ていただきありがとうございます!フェリベトウンラ!