深河優雨

小説と絵を描いている人間。 アイナナと児童書と漫画にお熱気味の一介の学生。はやみねかお…

深河優雨

小説と絵を描いている人間。 アイナナと児童書と漫画にお熱気味の一介の学生。はやみねかおると羽海野チカが創作の両親。以後よしなに 代表作「白月が昇る頃」「彼岸花の追憶」「晩夏に散る」

最近の記事

晩夏に散る

 ある夏の、補習の帰り道で、とても暑い、うだるような熱気の発するアスファルトの上を歩きながら俺たちは駄弁っていた。 「なあ、りぃ。俺今目の前に駄菓子屋が見える」 「奇遇だな、みぃた。僕にも、見える」  このクソ程暑い中で、目の前のぼろっちい建物で揺れる氷の文字。オアシスというのはこういう物をいうのだろう。 「なあ、奢ってやろうか?」 「僕も奢ってやるよ」  財布の中を確認してニヤリと笑って顔を見るとあいつもニヤッと笑っていた。 「じゃあ買いに行くか?」 「僕も買いに行こうじゃ

    • 講談社児童文学新人賞に応募した作品の話

      こんばんは ⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎🌙 深河優雨です。 今回は、講談社児童文学新人賞に応募した創作作品の話をしたいと思っています。 「白月が昇る頃」の話白月が昇る頃の主な登場人物 主人公・園田利人 ヒロイン・久賀志乃 2人の恩師・臣和樹 利人の両親と 臣の親友の喫茶店を営む染治一家 この世界では、人の目に「幸せになれる数」が見られる。みなそれぞれ3つ以上の幸せを所持し、もれなくみんな幸せになれる世界。 そんな中、ひとつしか幸せを持たず奇異の目で見られていた利人(りの)

      • 思っていたよりも夢見がちだった話

        講談社児童文学新人賞に応募した。 はい、深河優雨です。 この度講談社児童文学新人賞に応募した。 内容は言ってしまえば児童文学(???)のような感じ。 自分の書く物語が人ウケするとは思わなかったし、実際万人ウケするモノじゃない。 それでも少なからず祈りを込めたものであって、願いをのせたものではあったのだが、簡潔に言おう。 普通に落選した。 まあ、簡潔に言うなら自己満足だったわけだ。 本当のところどうか知らないが、「新人賞受かったらすごくね?」「作家になりてぇ〜〜

        • 戯言 2024.6.15

          Ladies and gentlemen! 唐突に始めるけど。自分の夢は色々あった。 声優とか、漫画家とか? その2つは実力的に自分に無理だと自ら諦めをつけていい思い出となっているのだけれど。 今の夢は、「小説家」もしくは、絵に携わる仕事がしたくて。 自分の絵はそこまで上手くないのはわかっているし、そこでのし上がるほど自分に根性と実力と処世術がないのもわかっていて。 でも、実質それは小説家の方が難しいのだとわかっていて。 今ショッピングモールを歩けば、図書館を歩

        晩夏に散る

          初めましてのご挨拶

          こんばんは、もしくはこんにちは? 深河優雨(みかわゆう)という者です。 色んな名前を持っていることで定評のあるただの凡人。最近は宝くじ当たんないかなと思いつつ通学路のロト×ックス売り場を見ているものの買うことは後にも先にもないだろうから結局空から金が降ってきて欲しい。 犬も猫も好きなもふもふへの変態。 チョコと紅茶と肉が好きだがどれも高いので最近スーパー言ってもUターンする苦学生。最近は美大を目指しているんだが画力が足りなくて絶望している小説書き。 ギガもWiFi

          初めましてのご挨拶