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#6 経営者にとって一番苦労することとは?

    会社を始めてまだたったの6年の若造が語るテーマとしては、まだ早いというか、先輩方からは「君の苦労はこれからやぞ」とか言われそうですが、僕が「苦労」してると感じる時って大体いつも決まってて、多分今後も変わらないと思うし、「経営者って大変そうですね?」と聞かれることも多いので、今回は経営者の仕事と苦労について書いてみます。

創業期と軌道に乗ってからとでは経営者の仕事は変わる

    創業期における経営者の仕事の9割は【創造】することです。どんな商品やサービスを世に出すか決めて、思考錯誤し、効果的なPRを考える。などなど、創業期の大半は “クリエイティブ” な仕事になります。

    一方で軌道に乗って安定してくると、仕事における【創造】の比率は下がり、逆に【経営】の比率が上がってきます。マネージメントですね。利益の最大化のため、コストコントロールとか、人材を育成して評価したり、危機管理をしたり。自分の会社の財務諸表くらいは当然理解出来てないといけません。

    つまり、【創造】と【経営】はどちらも同じ経営者の仕事なのに、求められる能力は全然違うので、人によって得手不得手があるんです。

    クリエイティブな人が、独創的なアイディアで会社を急成長させても、その後安定継続させるフェーズで力を発揮できずに失脚したり、大企業の経営者として活躍してきた人が、新規事業の立ち上げを任された途端に成果を上げられなかったりするのはよくある話で、そのくらい必要な能力が違うんです。

    僕自身について言うと、創業6年で、まだ仕事の半分は【創造】に当てられている感覚です。相変わらず新店舗を出しつつ、サービス内容についても、これから先何を大事にして何を捨てるのかを考えたり、別事業を軌道に乗せるために情報集めてトライアンドエラーを繰り返す、そんな毎日です。しばしば決断できずに悩んでしまったりはしますが、それを苦労と感じたことはないです。

    一方で徐々に【経営】の時間も増えてきました。それで、僕自身今の課題はどっちかと言うと【経営】にあります。創造と違って、これは組織の大きさに比例して難易度が上がるので、その時の企業規模や状態に最適な経営に常に変えていかないとダメなのに、創業期から大して変わらんやり方をズルズルと続けながら、組織だけはどんどん大きくなって、気が付いた時には、今から一気に最適化させることが困難な事態に。。今は、本業の通所介護の運営をシステム化したり、企業全体のコストを見直したり、自分がやっていた業務を人に任せたり、苦労しながらも進めています。

でも一番苦労するのは今も昔も「自分自身の心のコントロール」

    でもね、会社が創業期であろうが、今であろうが、経営者にとって一番大変なのは、自分自身の心のコントロールだと思います。

    考えに考え抜いたはずの策が全然上手くいかない、皆のためを想ってやったことでも理解されない、頑張りますと言ってくれた人から翌月に辞めますと言われる笑、挙げるとキリがないですがこんなことが年中起きるのです。そんな時に自分の心・感情を自分でどう上手くコントロールしていくのか?これに一番苦労するのです。

    でも同じように悩んでいる人には言いたい。心配はないと。沖縄の僕の師匠はこう言ってくれました。

「問題の無い会社なんてないよ。」

    その通りだと思います。問題ゼロを目指すのではなく、ある意味割り切ることろは割り切る。そうやって自分自身の心をコントロールする術を身につけて、来週も降り注ぐであろう難題に立ち向かっていこう。

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