膝折れについてのお話

こんにちは!理学療法士の「あらい」です。

歩いていると膝がガクッとなる!コキンと曲がってしまう!

それって「膝折れ」かも!?

膝折れとは?立ったり座ったり、歩いているとき急に膝が「ガクッと」抜けたようになる症状です。ガクッと力が抜けてしまうと転倒につながる可能性もあるので大変危険です。原因は筋力低下が主と言われていまが、実際には姿勢不良からくる筋肉の不使用が助長している面もあるのでそのあたりを説明していきます。

姿勢不良で体重が支えきれないと膝が折れる

膝折れ

いくつか姿勢パターンで多いものを書いてみました。

疑問に思ったことはありませんか?筋力がなくても膝折れしない方とする方、筋力ありそうなのに膝折れする方など単純に筋力だけでは説明がつかないですよね。

膝折れは膝で体重を支える筋力の低下+膝を酷使する姿勢から生じます。

①~④までそれぞれが同様に膝周囲の筋力低下を起こしていた場合、膝折れしやすいのは何番でしょう?

答えは②と④です!!!

ん?③は?と思うかもしれません。しかし③は上半身が前方にいくことで代償し重心位置を保つことで②、④ほど膝へ負担が集中しない戦略をとっています。②、④の特徴はつま先より膝が前に来ているという点です。後ろに行ってしまう重心を、膝の筋肉のみでバランスとって支える為膝周囲筋の疲弊が生まれます。この状態で移動したりすると、筋疲労に耐え切れなくなり膝折れが生じるのです。

まとめ

膝周囲の筋肉を鍛えることももちろん大切ですが、重心が後ろに行かないように前方重心を意識させる運動や、重心が後ろに行く癖のある動作の修正など行っていくことで膝折れは防げます!

気長に少しずつ運動してみましょう!


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