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~事例紹介 特殊清掃・遺品整理 ~発見まで10日間 亡くなることを悟っていたようなお部屋でした

室内で亡くなられた現場ですので、お見せ出来る写真のみ掲載致します。

突然ですが、皆さんが病院に行く時はどんな時でしょうか。すこし体調が優れないときでしょうか。それとも我慢出来ない程、極限になった時でしょうか。

私の身内が入院した時は、極限になって病院に行き、そのまま入院となった例を見ると、やはり「死んでしまうかもしれない、ただ事ではないかもしれない」と思って病院に行く方が多いのではないでしょうか。


今回の事例は、一人暮らしの男性(60代)のアパートでの孤独死。持病を持っておられたので、処方箋や飲み薬などいくつか出て来ました。

郵便受けに新聞、チラシなどが溜まり周辺の方が気づいたそうです。男性一人暮らしだと冷蔵庫の中身は納豆や豆腐、キムチ、卵、ビールなどが入っていることが多いのですが、今回は、保存容器にたくあんとらっきょうの漬物があっただけでした。

調味料は食用油、醤油、砂糖、塩、味の素のみ。

食器も必要最低限のものしかなく、ゴミもほとんど無く、コンビニ関係のごみもありませんでした。

リビングの中央に敷かれた布団から少しはみ出すようにして亡くなられており、体液が床に染みこみ、床材は剥がれ、黒ずみ、歩くと少し沈みました。

たばこがお好きだったようで壁とエアコンはたばこのヤニで黄色くなっていました。壁にはポスターが貼られていたのですが、その痕がくっきり残っています。こうなってしまうと、リフォームとして壁紙を貼り替えなくてはいけません。キッチン、靴箱、天井も全て黄色くなっていました。

ポスターの痕が残りたばこを吸っていたことが良く分かります

キッチン周辺は蜘蛛の巣やホコリ、油汚れが広がりこちらはハウスクリーニングが入りました。(落ちない場合、壁紙張り替えになります)


お見積もり時に感じた「自分が亡くなる事が分かっていたような物が整理され極端に持ち物が少ないお部屋」だった様子は、実際に作業に入るとなおのこと実感しました。

室内で亡くなられた際、特殊清掃という作業をするのですが、何度その現場に入っても、悲しみには慣れません。同じ悲しみはなく、現場ごとの悲しみを感じます。


片付け、遺品整理、特殊清掃
株式会社Regalo(レガーロ)
福島県郡山市菜根5丁目9-16柳沼ビル2階西
TEL:024-953-6184

メール:ihin.regalo@gmail.com

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GW休み 5月3,4,5日