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助産師が産後うつになったお話。〜私の反省〜



産後うつのお話をしようと思うのに、
なんだか妊娠期のエピソードが長くなってしまいそうです。

でも、それも仕方なくて。

「妊娠」「出産」「産後」は、
それぞれ単品ではなく、一人の女性が経験する一連の流れだから。
時には、「妊娠前」や「生い立ち」なんかも、関係してくることがある。
切っても切れないものなんですよね。

私は妊娠する前、
ママさんたちと関わる時に、そのことを意識できていませんでした。
病棟で働いていると、どうしても、お産と産後5日間程度のケアが、メインの業務になります。

目まぐるしく入れ替わる産婦さんたちの、
「妊娠中」からの思いまでは、汲み取れずにケアに当たることが大半でした。
ましてや、「妊娠前」のエピソードや「生い立ち」まで踏み入ることはほぼなくて。
どうしても、「産後」の授乳や赤ちゃんのお世話などばかりに注力していました。

そんな昔の未熟な自分を思い出すとき、
妊娠出産産後(うつ)を経験した私が思うこと。

「ママ」ではなく、「一人の女性」としてみて関わらなければならないこと。

もちろんその人の全てを理解するのは無理だと思います。でも、
『その言葉や考え方には、どんな背景があるのだろうか?』
『もしかすると、生い立ちや妊娠前、妊娠中からのエピソードが関係してるのかも?』
などと考えを巡らせて、何かケアへのヒントを手に入れられるかもしれないなって、今は思います。

うーん、なんか上手く言えないけど。

いろんな人生、思い、考え方、感じ方...
人にはいろんないろーんな違いがあって個性があって。
私はそのいろーんなものを受け止めて、そしてそれに伴走できるような、温かくて安心感のある助産師になりたい。

そんなアツイ気持ちを、
さっき歯医者さんで『もしかしたら歯が割れていて抜歯かも』と言われた後ビクビクしながら書いています。

助産師がうつになったお話〜悪阻退院後〜
は後日公開する予定ですので、待っていていただけたら嬉しいです。

みなさん、私のようにならないよう、最低4ヶ月に一度は歯医者さんにいきましょう!泣

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