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#216:心臓ガンってあるの!?

胃ガンや肺ガン、大腸ガンは聞いたことはありますが、心臓のガンってまず聞いたことがないですね。実際はどうなのでしょうか?
心臓ガン・・・とてもとても稀ではありますが、症例はあるそうです。でもほとんどないといっても過言ではありません。
では、その理由とは・・・!?
いくつか説はあるのですが(実はまだ完全に解明されていないそうです)、

有力な説の一つ目は、心臓の細胞は特殊で、増殖をしないということです。
普通、ガン細胞は体に害を及ぼす細胞が増殖し続けることによって体を蝕み、病状が悪化していきます。しかし、心臓の細胞はもともと増殖しないので、ガン細胞も広がることができないのです。

二つ目は、心臓が作り出す熱が高温であることと、さらにガン細胞は熱に弱いということです。実は、心臓は、あの小さな器で体全体が作り出す熱の約1割を担っていて、常に40度近くの熱を保っています。
そのため、本来熱に弱いガン細胞は、その心臓自体が持っている高温の環境にはとても耐えられない・・・という訳なのです。

さらに、胃や大腸、肺などのガンは、肉食中心や暴飲暴食、タバコやお酒などのガンになりそうな外的因子がたくさんあるのに対して心臓はガンになる直接的な因子がほとんどありません(先に述べた稀な例も、心臓ではなく、他の血液のガンが流れてきて、たまたま転移したものではないかという意見があります)。

しかしながら、心臓疾患の代表格ともいわれる心筋梗塞は、暴飲暴食やその他の生活の不摂生が原因である動脈硬化などが直接的な因子の一つとなります。ガンとはほとんど無縁とはいえ、日頃の生活の不摂生には十分気をつけるようにしましょう。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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