#137:頭痛や慢性肩こりの原因筋
頭痛や慢性肩こりの原因筋・・・肩甲挙筋とは!?
よく、「頭痛に悩まされていて・・・」という人を多く見かけますが、このような人は、たいていひどい肩こりや首のこりの症状も訴えます。
肩こりを起こす原因筋として、首~肩、そして背中の表面の広い部分を覆っている『僧帽筋(そうぼうきん)』の存在はよく知られていますが、この筋肉のこりは比較的治りやすい軽症のこりのことが多く、実は治りづらい慢性のこりの原因は、僧帽筋のさらに下にある『肩甲挙筋(けんこうきょきん)』という筋肉が関わっていることが多いのです。
肩甲挙筋は、肩甲骨の内上角と首の骨をつないでいる筋肉で文字通り肩甲骨を上にひきあげる働きを持っている深層の筋肉です。
しかしこの肩甲挙筋、肩甲骨から首の骨にいく途中、ねじれたような感じで付着する構造のために、筋肉自体がこりやすくその硬直のせいで首の骨の歪みを生じさせてしまい、慢性的な肩と首のこり、さらには頭痛等も発症させてしまうのです。
深層筋であるこの筋肉へのアプローチはマッサージでは届きにくいのでなかなか治りづらいですが、直接筋肉に刺入できる鍼治療はかなり効かせることができます。
鍼灸治療に抵抗のない方は、専門の鍼灸師に相談してみましょう。
インナーマッスルに効くストレッチも有効です。
古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?