#326:しゃもじでツボ押し整体 風邪予防に・・
腕内側のツボ 手の平のほとんどのリンパは、腕の内側(手の平側)を上がって肘のリンパ節に吸収され、手の甲のリンパと一緒に腋のリンパ節に流れ込みます。 前腕の内側は、呼吸器に対応する肺経のツボの流れもあります。
この周辺のツボを刺激して、腕の疲れと風邪の予防も行いましょう。
『大陵(だいりょう)』・・ 手首の平側で、手と手首の境目の中央。 大陵は、指、腕の痺れ、こわばり、腱鞘炎の症状に効果を発揮します。 また内科的には習慣性の頭痛、胃痛、嘔吐にもこのツボを用います。
『尺沢(しゃくたく)』・・肘を曲げた時にできるシワの親指側の外側辺りのあるくぼみ。 肺に関係するツボで咳にいいといわれています。
『曲沢(きょくたく)』・・肘曲げた時にできるシワの上の太い腱の小指側のくぼみ。 肘の痛みやしびれ、内科的には風邪による咳や発熱などにもこのツボを用います。
しゃもじを卓球のラケットを持つようにして、まず大陵から尺沢のツボに向かってヘラの部分で滑らせるようにリンパを流し、次にまた大陵から今度は曲沢のツボに向かって5~6回、リンパを流すように滑らせながら刺激してみましょう。
古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com
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